サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

映画・スノーデン

 夜遅くになりましたが、映画「スノーデン」を観てきました。
 映画資金の提供は米国関係からは得られず、配給会社の問題もあった事を聞いていたので、いかにオリバー・ストーン監督とは言え、映画に過剰な期待はしていなかった。
 でも、なかなか良かった。ローラ・ポイトラスのドキュメンタリー映画が、もうひとつだったので、併せて観ると全体像がよくわかる。
 特にスノーデン自身に9回もインタビューをしているので、なぜ彼が告発に至ったのか、その悩みや決断の経緯がわかる。恋人、リンゼイの関係もある。
 頭もいい。勇気もある。自己の正義感に対し、忠実だ。世界中の人が知らなかったことを、危険を覚悟で世界に知らしめた。
 日本のインフラ網にマルウエアが埋め込まれている話は、信じがたいけど、米国ならやりそうです。力こそ正義と信じている米国の国家指導者らですから。どこの国でもそうでしょうが、支配層と支配される側の主従関係は情報です。操作です。
 映画、テクニカルな問題は良くわからない事も多いでしょうけど、必見です。証拠に、隣のカミさんが「よかった」と涙ぐんでいましたので…。

 オリバー・ストーン監督インタビュー
 解説引用⇒「ハリウッドを代表する社会派監督オリバー・ストーンが、アメリカ政府による個人情報監視の実態を暴いた元CIA職員エドワード・スノーデンの実話を、ジョセフ・ゴードン=レビット主演で映画化。2013年6月、イギリスのガーディアン誌が報じたスクープにより、アメリカ政府が秘密裏に構築した国際的監視プログラムの存在が発覚する。ガーディアン誌にその情報を提供したのは、アメリカ国家安全保障局NSAの職員である29歳の青年エドワード・スノーデンだった。国を愛する平凡な若者だったスノーデンが、なぜ輝かしいキャリアと幸せな人生を捨ててまで、世界最強の情報機関に反旗を翻すまでに至ったのか。テロリストのみならず全世界の個人情報が監視されている事実に危機感を募らせていく過程を、パートナーとしてスノーデンを支え続けたリンゼイ・ミルズとの関係も交えながら描き出す」