今日の「赤旗」からの引用です。
世界の超富豪8人の持つ富が48兆7000億円で世界人口の半分、より貧しい36億人が持つ富と等しくなっているとの報告書を、国際援助団体オックスファムがダボス会議で発表した。
1988年から2011年にかけ、下位10%の収入は年平均3ドルしか増えていないのに、上位1%は182倍になったそうである。まさに1%が99%を収奪しているといえる。
貧富の格差には、多国籍企業の責任が大きく、その手口は経営陣に最大の報酬を支払うために労働者や取引企業を搾取・収奪していること。またタックスヘイブン(租税回避地)などによる税逃れこと。そういったこと政策の買収などを挙げている。
貧しい国の人々は飢えており、衛生状態も悪く、子どもたちに基礎学習さえ保障されていない。資本主義社会の矛盾、富めるものの強欲ぶりを示している。