サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

日本会議の正体−青木理著

日本会議の正体 (平凡社新書)

日本会議の正体 (平凡社新書)

 日本会議などの極右的な運動について知る事が必要と思っており、ラジオやテレビでもちょこちょこ出ているジャーナリスト・青木理さんの「日本会議の正体」を読んでみました。いろいろ不思議に思える事があるんですね。

 今の極右的な運動を進めている日本会議の幹部は、60〜70年代の「成長の家」学生運動のメンバーが中心で、いわば下からの運動をずっと行ってきているようです。
 それが安倍政権の上からの圧力を一体になって、今がチャンスとばかりに、憲法「改悪」へ勢いをつけているところです。

 でも、今の「生長の家」は政治活動はしないようで、「安保法制」に反対するなど、どちらかと言えば安倍政権に批判的です。
 で、“炭素ゼロ運動”など環境問題に取り組んだりしている事などは、環境派の私としては大賛成です。
 自然への畏敬の念などを大切にする心は、実際に自然や地球環境を大切にすることによると思うので、その実践をしているように思えます。こういった考えは、現在の天皇の思いと一致しているとも思えます。 
 その点で環境破壊の開発や、原発や温暖化に異を唱えない保守や右翼は、まやかしに思えて仕方がありません。
 なぜ、「成長の家」の運動が変化したのか? 
 またなぜ?、日本会議の中心メンバーが戦前回帰、復古調を強め、現在の象徴天皇の意に逆らおうとするのか? ますますわからなくなってきました。