サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

若者の与党びいき−考

9/30「朝日」のオピニオンに「若者の与党びいき」の特集が載っていた。(引用・紹介)


 確かに安倍内閣の支持率も自民党支持率も高い若者、これは分析が必要と思い読んでみた。
 若者の与党支持が強まっていると示されたグラフを一部再構成してみた。(自民と民主だけの数字ちょっと?だが)
   うーむ… 時代の変化は大きい。

 3人のインタビューの中に「夢なきプチ満足 保守欲す」と見出しがある。山田正弘中央大学教授のインタビュー。
山田教授が紹介する若者の現状。生活満足度調査で20代は8割が満足と答え、全世代で最高だそうです。そうには思えないのに、なんでしょう?
 今や結婚まで親と同居するが増え、独身者の8割にのぼるそうだ。なので収入の割りに可処分所得は大きいようだ。欧米とは決定的にちがう社会になってきた。俺らの時代は、中卒が大半で集団就職で知らない地に就職していったもんだ。それで結構自立し、家庭を持っていった。
 「将来について」日本の若者は「将来に希望を持っているが6割、「社会は変えられると思う」は3割で、日米韓独など7ヵ国中最低。確かに将来不安なニュースばかりだ。
 安定した人並みの生活への近道は「男性は正社員、女性はその妻になる」となるようだ。日本は、非正規1/3と、正社員2/3とで分断が起きると山田氏。与党は既得権益を体現しており、「若者が与党びいき」になると分析し、この基本的傾向が変わらぬ限り若者の保守化傾向や続くと予測する。
 なるほどなー、と思う反面、いまひとつ釈然としない。現状を単に分析するだけなら、それでもいい。
 でも「夢なきプチ満足」も「非正規1/3」も「2/3社畜・正社員」だって自然現象でなく、自民党政治によって法律が変えられつくられた結果だ。99%と1%、格差と貧困、その変遷が日本社会にとって良い事なのか?変えるべきことなのか?、ぐらいの見解を示すべきと思うのだが…。「プチ分析に満足」しているだkの気がするなー。
 いずれにしても若者の動向は、未来の予測図になる。明日も。