サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

ラーセンC棚氷の割れ目が拡大

 南極半島の棚氷ラーセンCに大きな亀裂が入ってきて広がっているようだ。共同(熊日)記事の引用・紹介。
 亀裂と言っても幅が350メートル。3月は200メートルだったのに。長さは122㌔で、その延長線でちぎれて海に流出すると、棚氷内のバランスが崩れ、大陸上の氷河の流出を早めることになる。
 これまで2つの棚氷が流出しており、残り九州と四国ほどの棚氷が流出して解けてしまうと世界の海面が5〜10センチも上昇する試算もある。南極半島の温暖化は著しい。
 反対側の北極海の海氷。今年のこの時期としては、2007年の海氷面積よりも縮小し、史上2番目に小さくなった。
 永久凍土の融解で、内包されている気泡には大気中の1万倍ほどのメタンが存在るすと言う。CO2の27倍ほどの温室効果ガスを持つメタン。融解⇒温室効果ガスの排出⇒温暖化。温暖化⇒海氷面積の縮小⇒太陽光の吸収⇒温暖化の悪循環・加速をもたらす。