サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

戦後、日本は戦死者を出していた

 以前、紹介した「日本はなぜ、戦争が…」(矢部宏治著)から紹介します。
 「日本は戦後一人の戦死者もだしていない」(9条があるから)と言われていて、私もそう思っていました。でも違うようです。
 戦後、日本は参戦し、日本は戦死者を出していた、。朝鮮戦争です。 1950年10月4日、米海軍司令官から運輸大臣に、機雷掃海艇の朝鮮の本山への派遣指令が下されました。
 6日には特別機雷掃海部隊・掃海艇20隻、巡視船4隻、試航船1隻が日本から出港します。
 占領下とはいえ憲法が制定されたた下での事。しかし機雷掃海、これは戦争行為です。
 そして10月17日、朝鮮半島で機雷掃海中の1隻の掃海艇が機雷に触れ爆発、死者1人、負傷者18人を出しました。
 この時、船長の判断で3隻の船が戦場から離脱し、日本に帰っています。しかし吉田首相は、講和条約を結ぶことを優先し、掃海継続をさせ、2ヶ月にわたって仁川、海州、群山、鎮南浦などの朝鮮水域を掃海して27個の機雷を除去したそうです。
 当然、政府にとっては不都合なこと、ずっと隠され続けます。