日本はなぜ、「戦争ができる国になったのか」−(矢部宏治著)、最近よく聞くようになった言葉を題にした本を読んでます。
- 作者: 矢部宏治
- 出版社/メーカー: 集英社インターナショナル
- 発売日: 2016/05/26
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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異常な現実―密約―日米地位協定―安保条約といった順番の裏側が密約問題から説明してあります。しばらくの間、この本を引用し、紹介を続します。私も勉強です、お付き合いくださいマシ。
まず1例。首都東京-羽田や成田から飛行機が飛び立つとき、最大7000メートルの空域を飛ぶことができない事を知っているでしょう。
民間機が飛ぶことができない空を「横田空域」と呼びますが米軍に管理されています。
着陸する時も同じで、飛行機がたいへん混雑し危険、パイロットも管制も緊張が強いられます。沖縄・那覇空港も同様、こんな国は他にはありません。どうして都知事選の争点にならなかったんでしょう?
問題は2つ。①ほとんどの人がこの事を知らないこと、メディア知らせていないこと ②誰もがおかしいと考える、「いつ、誰が、こんな事を決めたのか?」、話題や問題になっていないこと。結果、この異常を受け入れる主権者の異常につながっています。
1958年12月15日、米軍横田基地と国交省の一部局・東京航空交通管制部で合意されたそうです。
で、その舞台が「日米合同委員会」だそうで、この会議の名称もあまり知られていません。
ひとつ宿題、いやクイズを出しておきましょう。
「日本はスパイ天国だ」と、よく言われますが、①どこの国がスパイが一番おおいでしょうか?だいたいお分かりですよね。 では、②それは、なぜでしょうか?
では、また明日。