サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

カーチス・ルメイに勲一等旭日大授賞の自虐

 今日8月1日、新潟県長岡市に120機のB29が焼夷弾を落として市街地を焼き払い、1400人以上を殺した。

 今日の「西日本」から引用します。「空襲指揮ルメイ将軍昇格
 71年前、敗戦1年前の8月1日、カーチス・ルメイ将軍が欧州戦線から日本攻撃の戦略爆撃司令部の参謀長に昇格した。
 それまでの爆撃目標は、軍事施設や軍需工場で、昼間の高高度からの爆撃だった。
 ルメイは、都市を焦土化する「夜間無差別焼夷弾爆撃」へと戦略を転換した。
 その第1回目が10万人を殺した東京大空襲だ。それいらい日本の各都市が火の海につつまれた。
 ルメイはB29の搭乗員に「戦争とは人を殺すもの。十分に殺した後に敵は手を上げてくる」と訓示したようだ。
 そして東京大空襲について、「もしわれわれが負けていたら、私は戦争犯罪人として裁かれていただろう」と後で述べている。
 ちがう。民間人の大量殺戮は、ドイツ軍がやっても日本軍がやっても米軍がやっても、戦争犯罪として裁かれるべきだ。勝った、負けたは関係ない。それを許しているとしたら、その国の国民が無差別殺戮の加害責任を負うべきだ。ルメイを許している米国民は、ベトナムでの殺戮もイラク、アフガンでも同じ過ちを繰り返している。
 日本政府はこともあろうに、そのルメイに、「勲一等旭日大授賞」を送った。航空自衛隊の育生に貢献したからだと…。これこそ自虐でしょう。
 特攻・自爆攻撃を強いられた人々、自決を強制させられた人々、空襲で亡くなった人が生きているとしたら、なんど言うだろうか?。
 鬼畜米英が一夜にして、現人神・アメリカになってしまった。
 「国民を守る」と言いながら、国家がやることは、こんなものだ。
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 昨日です。 
安全保障関連法案に反対する学生と学者による共同行動
https://www.youtube.com/watch?v=dyXPGQN6X7o:Movie
7.31「安全保障関連法案に反対する学生と学者による共同行動」フォト