サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

自衛隊員の声−ひろい集め ?

 安保法制・戦争法ができれば、その一番の当事者は自衛隊員です。それと派兵された他国の人々も当事者になります。
 場合によっては「殺さなければ殺される」構図に身をおくことになります。しかもその土地は、海や空は、日本ではありません。
 戦争の映像は、ニュースや動画で見たことがあるでしょう。
 戦前の日本の戦争、ベトナムイラク、アフガン戦争などたくさんありますが、あんなシーンです。
 私には、安倍首相やこの法案を通そうとする政治家が直接の当事者にはならず、安全地帯にいて、好き勝手議論をしているように思えます。
 なので一番の当事者の声、新聞でひろった自衛隊員の声を紹介したいと思います。
(相手国の当事者になるかもしれない人からも聞きたいですがムリですね。これは想像しましょう)
 憲法で守られているはずなのに、自衛隊員は、隊員の家族は、自由に発言できず、発言には勇気がいります。その声を新聞でひろい引用し紹介します。(写真は自衛隊HPより)
「危険性は高いのに現実的な議論がなされていない」(以下すべて西日本5/15)「具体的なリスクを認識しないと対策もたてようがない」
「駆けつけ警護って、実際はああいう過酷な任務なんだよ」
「小銃持って駆けつければ敵が逃げていくなんて、そんな甘い世界ではない」
「相手を圧倒するような強力な作戦を展開しないと救出できないが、容認されるのか」
「それができないなら意味のない議論だ」(幹部)
「生々しい議論から逃げたままだ」(幹部)
「他国軍が弾を使い果たすほど危険な地域に行く可能性があるということだが、十分な説明はない」
(「従来の非戦闘地域」から「現に戦闘行為を行っている現場(戦闘)以外に拡大されるが) 「定義や線引きが曖昧な単なる政治用語」(幹部)
「どういう危険があるのか説明しないと始まらない。政治にその“覚悟”があるのか」(幹部) 

 この自衛官幹部が言う政治の「覚悟」は、→政治家を送り出す有権者・国民に問われていることと私は思います。自分が自衛隊員を送り出す事になるのを考えて、判断すべきと思います。主権者の重い責任です。明日も続けます。
  (図は赤旗より)