天国の友よ。今日は、おまえの息子の結婚式だった。
式には参加できなかったが、2次会に出て、さっき帰ってきたところ。
仲間がいっぱい。2人とも祝福されて、とても幸せそうだった。
若い奴らばっかりで、盛り上がっていて、60前のオレとしては、さすがにちょっと気が引けた。
でも、妻さんから「息子への手紙」を読む役回りがやってきた。
「やっぱ母親だなー」というような思いが綴られていた。
なんとか読み上げたが、多少の緊張で、どこかでトチったようだ。
でもま、おそらく気づかれてはいまい。
新婦の方の「父親からの手紙」も、実にいい内容だった。
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おまえが生きていたら、今頃はオレ達の2次回だったろうなあ。
しっかりしてきたなーおまえのせがれ、そしてオレのせがれも。
カミさんは、これから来春までたいへんだ。
しっかり天国から見守れよ。