サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

温暖化対策−国連サミット開幕

 国連本部で昨日から、「気候変動サミット」が行われた。
 レオナルド・ディカプリオが出席し、「一人の市民としてここに来た。気候変動は政治ではなく、私たちの生存にかかわる問題。選択の余地はなく、今が行動の時だ」と訴えた。

 そのとおりと思う。
 が、同じ言葉は、古くから何度も何度も繰り返されてきた。
 地球は、待ってくれない。人類が「成長の限界」を超えつつあるということだろう。
 海面上昇は、年間に2〜3ミリと思っていたが、今日の「読売」を見て驚いた。
 太平洋の島々の海面上昇は、世界平均の4倍だそうだ。1993年〜2009年の年平均で12ミリ上昇、17年間で20センチも上昇したということになる。
 氷河の流出だけでなく、海の膨張の影響も大きいことになる。
 となると海水温の上昇も大きいということだ。マズイ。あちこちで戦争している場合じゃない。
 それだけ人類がCO2を排出しつづけているということだ。今年の排出予想値は、前年比2・5%増の370億トン。2019年には432億トンになると予測。1人当たりは欧米より少ないが中国の伸びは驚異的だ。
 今年の北極海の海氷面積は、回復して昨年なみ。でもまた、史上最小だった2012年より下回る年がくるだろう。
 今、なんとかしなければ…。
 最後ジオエンジニアリングに頼って、その後は、余程、幸運でなければ、崩壊するだろう。人類だけなら自己責任で諦めるとしても、膨大な生物種を短期間に絶滅においやる。なんとかしなければ…。