今日は、何の日?
と、聞かれても… 多くの人は…??でしょう。
69年前、米戦艦ミズーリ号で、日本が連合国の降伏文書に調印した日です。
これをもって、休戦協定が発動し、戦争は正式に終結しました。
連合国にとっては戦勝記念日、日本にとっては敗戦記念日です。
8月15日は、日本の最高権力者の天皇が、降伏のためのポツダム宣言を受諾すると表明した日です。
9月2日が日本において自覚されていないのか? 日本国民は、日本が起こした戦争の本当を知らないのかもしれない。
権力者や強いものが、無責任をまかりとおす時代は、今に続いています。
「大本営参謀の情報戦記」を読み進めると、P118に安達二十三中将と言う人がでてきます。同じ安達なので、なんとなく気になります。
ニューギニアの第18軍14万人が彼の指揮する部隊です。
「陸続きと思った原始林のジャングルを伐り拓いて、800キロ以上の死の大行進をして、西へ西へと進んだが、米軍の飛び石作戦が先に進んでしまって、アイタペに兵力を終結し終えたときには〜 日本からの船での補給は完全に遮断されて、米軍から見てももはや戦力ではなく、太平洋と同じようにジャングルの海の中の孤島で、彼らの前に立ちはだかったのは、ただ飢餓と熱帯病であった」「戦後の資料によると、生還して日本の土を踏んだ者は13000人であるから、実に90%の兵士が無残にも命を落としてしまった〜」
戦闘ではなく、無知で無謀な作戦の犠牲になった兵士。いまなお遺骨も家族の下に帰らない人がおおい。
「軍紀も勅諭も戦陣訓も、百万遍の精神訓話も飢の前には全然無価値であった」と、ブーゲンビル島で戦った神田正種中将は述懐している。
こんな悲劇は、犯罪に等しい扱いは、日本において教訓とされているのか? 原発事故、集団的自衛権、TPP…