サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

顔認証の不安−スノーデン暴露

 この季節、くちなしの花が咲きます。
 “かざぐるま”のような花びらで、とてもいい香りがします。
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 さて、あと何回かはスノーデンものを書きたいと思います。
 フェイスブックツイッターは私もやっており、毎日のブログを流しています。
 ここにはいろいろな人、その家族の写真や動画があふれています。
 NSAはこれらの画像や動画を収集して蓄積しています
 顔認証システムというのがあります。わたしのパソコンも顔認証ログインでき、パスワードを入力する必要はありません。でも認証できた私の顔の画像が流出すれば、誰かがひそかにログインすることができるでしょう。
 気になるのは、街中に設置された監視カメラです。権力スジが、ケイタイのGPSを追いかけたり、ケイタイの中継基地局(鉄塔)をたどり、監視カメラに接続して顔認証システムを使えば、だれかれでも追跡できるでしょう。 
 国家権力のターゲットとは「テロリスト」や犯罪者に限らない。反体制運動家だけでなく、現政権に批判的な人たち、自分たちに都合の悪い人たちもターゲットになりうる。
 また、経済的動機も大きいし、他国・企業からの高度技術の入手なども含まれるだろう。ブラジル、ベネズエラ、メキシコなどの石油・資源関連企業、ロシアのガスプロム、航空会社、数々の貿易や経済会議などの盗聴や傍受を行ってきた。当然、米国にも米国企業にも利益をもたらす。今もPTT交渉の現場ではやられているだろう。
 スノーデン氏が明らかにした<文書87>
(極秘//配布先:アメリカ、ファイブアイズ)
 何が脅威なのか? 率直に言うと、西洋世界(特にアメリカ)は既存の基準の骨組みをつくったころにより、影響力と莫大な利益を得ている。アメリカは今日のインターネットを生み出した立役者である。その結果、アメリカの文化をテクノロジーは世界のいたるところに行き渡った。またアメリカという存在自体が大金を生み出している
 
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 米国国民が納税した税金は、このような監視業界に流れ込む。政府高官は、こういった防衛関連産業に天下りしていく。ATT&Tなどの企業が多く受け入れているようだ。
 私の不満は、こういった権力の人権侵害に対して、また企業の協力に対して、主権者への裏切り行為としての批判が弱いと感じることだ。
 もっと激しく、国家と企業が反省して、実際に改善するまで、徹底して批判を強めるべきだと思う。それが弱者の強者へに論理でなければならない。 

「私の仕事はスパイだった」 スノーデン氏が主張
  スノーデン映画↓