サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

袴田事件 再審決定 検察の罪は?


 袴田事件の再審が静岡地裁で決定された。
 まったくひどい話だ。
 罪のない人を投獄した国家の犯罪だ。
 警察と検察の行為は、過失ではないようだ。袴田さんを有罪にするために証拠を捏造した疑いが濃い。
 これで死刑が確定して執行されていれば、無実の人の殺人だ。合法的に。
 殺人者は、誰であれ罰せられるべきだ。この罪、だれが、どんな罰を受けるのだろうか?。ハッキリさせてほしい。
 判決文は最後に、「袴田死刑囚は、捏造された疑いのある証拠で有罪とされ、極めて長期間、死刑の恐怖の下で身柄を拘束されてきた。無罪の蓋然性が相当程度あることが明らかになった現在、これ以上、拘置を続けるのは耐え難いほど正義に反する状況にある」と締めくくっている。そのとおりです。ぜひ、判決文(要旨)を読んでみて下さい。

  失われた時間も人生も取り戻せない。検察や捜査当局、裁判関係者は、どう償うのか。ところが、検察は即時抗告するようだ。悪事を重ねるのもホドホドにせいと言いたい。
 猪瀬前都知事は、50万円の罰金でおしまいになった。徳田マネーは解明されないままだ。
 警察・検察が誰のために仕事をするのかよく物語っている。弱者を陥れ、身内に甘く、強者は見逃す。
 関係者は、よほどの処罰をしなければならない。でないと同じことを繰り返す。
 1968年の1審で1人だけ無罪を主張したが裁判官がいた。明日は、この熊本典道元裁判官について書いてみたい。