サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

「法の番人」−内閣法制局の矜持?−戦争の記憶が遠のいて

 昨日のつづきです。
 最後の方に、「戦争の記憶が遠のくなかで」という項目があります。

「法の番人」内閣法制局の矜持

「法の番人」内閣法制局の矜持

 「戦争の記憶が遠のいてきたということは大きいと思います。少なくとも20年ぐらい前までは『先の大戦の反省に立って』といったことが常に語られ、本当にそうだと思っている人が政治家にも多かった」と阪田氏は語っています。それはそうでしょう。
 しかしドイツと日本とは、たえず、現在から過去への向かい方に大きな違いがあります。それが日本の場合、常に外交問題として現われている事への言及はありません。
 「戦争がどんなに大変なことなのかということを身を持って知る人はほとんどいなくなりました。もっとも、現在の戦争はかつてのようなものではなくて、遠くからボタンで操作するようなものになりましたから切実さが欠けるのも無理はないかも知れませんね」とも語っておられます。
それもそうでしょう。でも、
 戦後生まれの私でも、「戦争」のイメージは、イラクやアフガン戦争、シリアの内戦です。思い起こす映像は、傷ついた子ども達や破壊された住居、劣化ウラン弾による子どもたちの異常です。その映像はテレビでも多く報道されたし、ネットでも悲惨は映像はたくさんあります。
 そちらの側の現実を想像せず、「ボタン操作」をする側を思い起こして、「記憶が遠のく…」は、、、??です。
 ウソをついてはじめられた間違ったイラク戦争。その戦争に賛成し、イラクから攻撃も受けていない日本が、兵站としては米国に協力して参戦した事で、どれほど罪のない人々が傷ついたのか。想像してほしいと思う。
 そしてイラク派兵自衛隊員たちの、PTSD・自殺の多い事も