サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

川内原発訴訟−鹿児島地裁へ


 ごらんのように桜島です。海辺で昼飯を食ってちょっとちょっと撮影に。
 今日はバス1台で、川内原発差し止め訴訟の鹿児島地裁での傍聴に原告の1人として参加しました。
 傍聴券もあたりました。えらく若い裁判官も男女2人にベテラン風の裁判長の3人が並んでいました。(写真は、裁判と同時並行で行われた模擬裁判)
 ざっと聞いた話では、九電、国側は、新しい規制基準ができ、それをクリアできるので原発を止める必要はないとするもの。
 私たち原告の方は、電力会社がこれまでも国の基準で原発を動かしてきたが、福島原発で事故を起こした。今回の新しい基準でも事故を防げるかどうかわからない。しかも基準・対策は、過酷事故を想定しての対策になっている、と。
 他にも、福島原発の汚染水の深刻な実態もスライドで映されました。
 福島原発も含め、数々の原発訴訟で勝ったのは2つだけ。それも最高裁で逆転負け。
 私、思ったのですが、裁判で「安全」とされたのに、福島で事故を起こしてとんでもない被害になった。この間違いを司法はどう償うのか? 裁判官の判断を裁判するのはその後の事実の推移と思う。事故と被害の現実で判決は下された。最高裁判所よりも上級審の事実判決だ。今回、それに従うべきでしょう。
 この点で司法への国民の問いかけが弱く、改善が図られていないのではないかと思う。