「サスティナビリティ」考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

安倍総理「水銀被害、克服」と、井上栄次100年の軌跡−②

 先日、熊本市で開かれた世界水銀会議?に安倍総理がビデオメッセージをよせた。
 その中で安倍総理は、「水銀による被害と、その克服を経たわれわれだからこそ」と言い放った。被害者団体から厳しい反発の声が上がったが当然だ。被害は継続中、まだ終わっとらん。ったく頭にくる。
 国家が主権者国民どうとらえているかがよくわかる。そもそも国は、企業チッソの利益を優先して、やるべき行政の責任を怠り、水俣病の被害を拡大させた加害者だ。
 そのため、どれだけ命を奪い健康を損ねたか。(安倍発言のRKKニュース
 

 そして関連地域住民の健康調査も行わず、被害者を切り捨てる態度に終始している。症状に苦しむ人たちが解決を求めて、今も裁判に立ち上がらざるをえなくなっている。
 国家の本質がここに現れている。原発・事故と同じだ。
 「井上栄次100年の軌跡」では、1971年、日本共産党の井上さんがトップで県議会に初議席を得て、水俣病問題で、県を厳しく追及したことが書かれてある。(熊日記事)
 井上さんは、同じく水俣病が発生した新潟県では、数次にわたって47000人もの検診を行った事を示し、沢田一精知事に検診の実施を迫っている。
 国・熊本県は、水俣病の被害を小さく扱い賠償額を少なくしようとして認定には一貫して消極的だった。そのため審査や認定が進まず多くの患者が苦しんでいた。
 井上さんは、「水俣病の認定等について」−県企画部公害課作成の内部文書を示して追及、沢田知事は文書を見ておらず、答弁不能に陥った。
 井上さんは、水俣病患者さんを訪ねての病状や生活実態を聞き取るなどされ、それに基づいた質問だった。
 患者さん悔しい思いが井上さんにのりうったのではないかと、当時を知らない私は想像した。
 詳しくは、どうぞ本をお読み下さい。