今年生れた子どもたち、ぜひとも、健やかに育ってほしいと思う。
今は、よく眠り、お腹が空けば泣いて、おっぱいをねだり、手足をバタつかせ、時おり笑顔を見せる。
何も知らずに生れ、毎日見る2つの顔を覚え、ギャーギャー泣いてはあれこれ求め、音と動きに反応する。首が据わり、這い回り、立ちあがり、歩くようになる。
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こんな子どもたちに、私たちは、どんな世界を引き継ぐことができるだろうか。この子たちが大人になるこ頃…。
これから40年後、世界と地球はどうなっているのだろうか?
そんな未来を統計やシュミレーションで予測したのが、
2052 今後40年のグローバル予測
ローマクラブ「成長の限界」の執筆にかかわったユルゲン・ランダース氏が、40年を経た今日から、さらなる40年後を見通す。
今年、親になった人たち、40年後は老人になり、私もこの世にいない。子どもたちも40才になる。自分の子どもをどう育てられる世界になっているのだろうか?
この本を少しづつ紹介したい。私があれこれ読んで思っていた認識からすれば、人口増大、生産と消費の増大は、比較的限界内におさまるようだ。
しかし温室効果ガスの増大と気候変動は止めようがなく(このままでは)今年生れた子どもたちや、その子どもたちが立ち向かわなければならない困難はとてつもないものになりそうだ。
その困難を作り出す現在の私たちは、負うべきその責任を果たさず、いなくなってしまう。
ただし、いま生きている私たちの責任の大小は、これかのありようで決まる。