サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

集団的自衛事態法の制定へ

  今日の「熊日」一面、おどろいた。
 集団的自衛権の行使容認は、単に憲法解釈を変えるにとどまらず、安倍ヤツは現実な課題としているからだ。
 安倍が具体的な段取りとして考えているのは、自衛隊が実際に行動する手続きを定めた新法「集団的自衛事態法」(仮)をつくろうとしていること、しかも来年の通常国会に出そうとしている。
 米国や友好国などが他国から攻撃を受けたと考え、支援を要請してきた場合、日本が攻撃されていないにもかかわらず、日本に対する攻撃とみなして、自衛隊が攻撃する。
 憲法9条の改正も必要ない究極の解釈改憲に基づく集団的自衛事態法。による侵略戦争への参加。
 たいだい、?自国が攻撃されていないのに攻撃とみなすのは、拡大解釈も甚だしい。すり替えだ。
?攻撃されるとみなす国は米国。核、通常戦力、情報、サイバー、国力ほか圧倒的で、どんな国も攻撃したら、たちまち国家が壊滅ほどの反撃を受ける。過去も現在も未来もありえない話を想定している。
?過去、米ソは、集団的自衛権の名でベトナムやアフガンに軍事介入・侵略した。米国は、専制攻撃を辞さない国。大量兵器があると決めつけ、それが米国に使われるからと、自衛権の発動でイラクに侵略した。もちろん狙いは石油。理由はいくらでも考える。
 国民が賛成して憲法を変えて戦争する国もマズイが、変えずにやる事はありえないゴマカシだ。戦争しない、軍隊持たない憲法の国が、堂々と戦争できる国に変貌。これは、国民的な人格の同一性の障害と思える。
 許されない。許さしたらダメだ。