サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

民主党松野氏の選挙公報

 民主党の松野信夫氏の選挙公報です。
 んー……と、首をひねる内容です。松野氏は民主党の左派的な印象があり、党本部とはいささか違うスタンスかな?と思う面もありました。がしかし、どうやら私の大きな誤解でした。

 なぜ?原発ゼロと公約しないのでしょうか? ⇒民主党原発賛成なので、同じなのでしょうね。しかし、この大争点に賛否を表明しないのは、なぜ?
?TPP は大問題!でもTPPは、もともと民主党が推進したのでしょう
 「日本の国益を断固守ります」⇒なにも自民党と同じスローガンを言わなくても… あーはずかしい。「安倍政権がすすめるTPPでは国益が守れず…」⇒民主党が進めるTPPは国益が守られる、といいたいわけですね。結局、TPP推進なのですね、そこハッキリしないと自民党よりゴマカシがへたです。
 ?憲法96先行改正にNO!⇒これいいです、賛成です。
 しかし、96条改憲の狙いは9条改憲です。なぜ9条改憲反対と言えないのですか? これには松野信夫個人を支持したい人も、ためらうでしょうね。
 ?立野ダム問題ダム反対を公約しないのですね。立野ダムによらないシンポでダムでは、反対する旨の発言を聞きました。堂々とダム反対を掲げてほしい。「白川の河川改修」を言いながら、ダムストップを公約しないのはなぜですか? 残念です。立野ダム反対ぐらいは、期待していたのに…。
 ?最後に、実績として、「水俣病被害者救済の実現」と書いています。おそらく特措法のことでしょう。加害企業チッソの分社化を認め、責任・補償を免罪させ、地域と年代の線引きで水俣病の幕引きをしようとした法律です
 だから切捨てに抵抗する被害者のみなさんが更なる裁判に立ち上がりました
 県民の立場にしっかりたてば、自民党と同じで未来のない民主党本部と、それなりに相対化できると思います。残念ながらその意思はないようですね。6年がたつのは早い。
 
 


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