サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

地位協定⑥ 同じ敗戦国のドイツやイタリアでは?

 日米地位協定入門のつづき、むずかしい話でスミマセン。実は私も、本を読み返し勉強しながらで、手間ひまかかってまして、実はキツイのですが…(グチです)。前泊さんの本から紹介。
 では、問い⑥ 日本と同じ敗戦国のドイツイタリアでは?


 動画をごらん頂いたでしょうか? 沖縄の普天間市と第2小学校の日常です。こんな事が日本以外にどこの国で許されているでしょうか? しかも訓練は、他国攻撃の戦争訓練です。
 ドイツでは、米軍基地周辺といえども国内では、米軍機の飛行禁止区域や低空飛行訓練禁止を定めるドイツ国内法(航空法)が適用されます。日本では米国に国内法は適用除外
 イタリアでは、駐留米軍は軍事訓練や演習を行う時は必ずイタリア政府の許可が必要です。すべての米軍基地はイタリア軍の司令官のもとにおかれ、米軍は重要な行動のすべてを事前に通告し、作戦行動や演習、軍事物資や兵員の輸送、あらゆる事件・事故の発生をイタリア側に通告する取り決めになっています。米軍機の低空飛行訓練は事実上禁止されています。米軍機が低空飛行訓練を行いロープウェーのケーブルを切り20人が亡くなった痛ましい事故を起こしたからです。
 敗戦国ではありませんが韓国も韓米地位協定があり、基地内での汚染があれば自治体が基地に入って共同調査ができます。返還された米軍基地内で汚染が見つかれば米軍が浄化義務を負います。
 ところが日本では現状回復が免除され、日本政府が浄化義務を負い、費用は国民の税金です。
 なんで日本だけが、ここまで米国の言いなりにならなければいけないのか?不思議です。
 一つには、「アメリカが日本を守ってくれる」と思っているからでしょう。これはホントウか?。明日はこれを。