「サスティナビリティ」考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

地位協定② 米軍があなたの土地を出せ!と言われたら断れますか?

 4/16日のページで紹介した「日米地位協定入門」 前泊博盛著を何回かにわたって紹介します。
 軍事・外交に限らず、隠された日本の真実が良くわかる、非常に大事な本だと思います。
 本のQ&Aにならって順不動で行きたいと思います。どうぞお付き合いを。
 まず、前泊博盛さんの動画をごらん下さい。
 

問い① 日米地位協定」って何ですか?
 日本にいる米軍の地位を決めている法律なので「米軍地位協定」と呼んだがいいと前泊さん。
 あなたの土地が、米軍基地として必要だと米軍が要求してきた場合、いやだといえますか?
 残念ながら、どうやらそれはできないようです。
 日米行政協定第2条1項―「日本国は合衆国に対し、安全保障条約第1条にかかげる目的遂行に必要な基地の使用を許すことに同意する」となっています。
 「目的を達成するために必要だ」と言われれば断れないのです
 だいたい常識的に考えると、「どこどこの場所を、いつからいつまで使える」との取り決めになるのが普通でしょう。他国の取り決めはそうなっています。例は今後紹介します。

 具体的には、①日本全土基地方式米軍が望むならどこでも基地にできて日本は拒めない
 ②在日米軍基地の自由使用方式米軍は日本の法律は関係なく、自由に使用できる。
 安保条約を日本と結ぶアメリカの交渉担当者だったジョン・フォスター・ダレスは「われわれが望む数の兵力を望む場所に望む期間だけ駐留させる権利を確保する」と、1951年、米側スタッフ会議で、条約の目的を述べている。
 また「アメリカにそのような特権を与えるような政府は、日本の主権を傷つけるのを許したと必ず攻撃されるだろう。我々の提案を納得させるのはむずかしい」とも述べており、自らの理不尽さを理解しての事。
 なので4/16日のページで紹介したように、安保条約を結ぶ時に米国は、吉田総理を米軍の基地に呼んで、強い圧力をかけながらやった。
 なのに吉田総理はサインした。その孫が安倍総理です。
国賊、アカと呼ばれ、拷問されて殺されても戦争反対を曲げなかった愛国の人々もいたのに。
 つまり戦争で日本を負かして占領した米軍が、そのまま占領状態と同じように米軍が動けるようにした。目的は、米ソ冷戦が始まるなかで対ソ戦略の要にしたかったからではある…。でもソ連が崩壊しても、別の敵をつくりあげている。今は「テロ」国家。
 日本が米ソ冷戦下で、ソ連や中国側につく必要は全くないが、米国にここまで従属的になる必要もない。軍事同盟に加わらない非同盟という道もある。それが現在まで従属的な軍事同盟を60年間もつづけ、更に従属を深めようというのが日本の自民党政治だ。
 強いものには従い、犠牲は国民に押し付けるという日本の支配層の伝統が確立した日4月28日、「主権回復の日」と祝うようだ。まず歴史を知るべきだ、国民が。