サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

荒瀬ダム撤去はじまる


 球磨川の荒瀬ダムの撤去が始まりました。漁民や地域の人たちが、長く待ち望んだ事で、本当に良かったと思います。
 私も川をせき止めるダムは、自然への負荷が大きく、可能な限り、なくすべきだと思います。
 全部とは言いませんし必要なダムもあります。しかし住民が望んでいるのならば、それには従うべきでしょう。
 川漁師からも八代海の漁師からも、「川がきれいになった」「魚や貝がとれるようになった」「青のりがとれるようになった」と、話もききました。
 よかったですね。(写真:球磨川

 そもそもダムなど大型公共物は、作るときはじゃんじゃんカネをかけますが、耐用年数が来て、壊す時の予算は、備蓄していません。おかしな話です。
 結局、廃ダムのため、国にもカネを出させながら県費の支出となります。(写真:川辺川を見下ろすカッパの夫婦?兄弟?)

 荒瀬ダム撤去は、環境に負荷をあまりかけないよう6年かけて、工夫しながら取り組むようで、無事にすすむよう願っています。
 同時に荒瀬ダムは、戦後の電源として、それなり役割も果たしたのだと私は思います。荒瀬ダムの藤本発電所で働き、電力の供給に誇りを持ってこられた、労働者のみなさんも、思いは複雑でしょうが、たいへんお疲れ様でした、と私は言いたいと思います。

 恥ずかしながら私の、今年の3月、荒瀬ダムでの写真です。
 ダムをなくそうと言う時代に、阿蘇の入口の立野に100mのダムをつくろうなどと言う話があります。民主党政権自民党に代わらないで民主のままで「コンクリートからコンクリートへ」です。
 テレビで自民の町村氏が「列島強靭化計画」と言っています。10年で200兆円ですと。消費税増税をあてにして…。民主もダメだが政権交代で自民政権もダメですね。ならば、。
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 北極海氷> 今日は、3,601,875 km2。少し緩んだようです。