「温暖化地獄」−本のタイトルは好きになりませんが、著者・山本良一東大教授の気持ちはわかります。Ver②08年出版後に、①はその前に読みました。
北極海氷はティッピングポイントを超えたか?
山本氏は、島田浩二東京海洋大教授らの研究を紹介。
①冬季に沿岸の海氷が減少⇒ ②海氷運動が強化される⇒ ③海洋熱輸送の増大⇒ ④海洋上層の温暖化⇒ ⑤夏季の著しい海氷減少⇒ ⑥秋から冬にかけて沿岸域での海氷形成んも遅延⇒ の正のフィードバック。07年の著しい海氷減少を研究してのもの。
北極海のカタストロフ的な変化
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一番の悪循環は、海氷減少によるアフベト(反射率約80%)の減少で、30年前と比較して1㎡あたり5㍗も熱が増加するらしい。
今年は、この熱増加がもっと大きくなっているハズ。
シベリアやカナダ、アラスカなどの永久凍土の融解と海水の温暖化でメタン、CO2の発生で更に温室効果が高くなる。
負のフィードバックとしては、冬場には海水が冷やされ海氷ができやすいらしい。確かに今年の冬の海氷面積は大きく改善していた。しかし1年氷で体積は、小さく融けやすい。急速に融けて現在のありまさ。
数年後か、十数年後か? 数十年後か?海氷消滅は確実のようだ。もう、止めることはできない。
地球の1%の氷の消滅による表面温度の上昇は0.0107℃。北極海の氷床面積は、全体の30%で0.3℃の温度上昇になるようだ。
産業革命から現在まで0.8℃上昇しており、熱慣性で0.6℃は加算され+北極海の夏の海氷消滅で0.3℃となると、1.7℃になるようだ。(オーストラリア-スプラット氏らの研究)シロクマはどうしているだろうか?
しかし、より大きな問題は氷の体積。明日、
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北極海氷情報> 本日の海氷面積3,710,625 km2。急落カーブ衰えず。早く各国の研究・分析結果がでてほしい。