気象庁−気候変動と海氷は、海氷の減少の問題点を指摘している。
北極のチュクチ海側に、いま残っている海氷は、ベーリング海から流れ込む温かい海水で、今にも融けてしまいそうだ。このままでは07年の最少を更新しかねない。海氷解けて雲減少 北極圏の温暖化加速か(サンケイ)
ホッキョクグマは、この地域の食物連鎖の頂点にあり環境のバロメーターだが、絶滅の危機にさらされている。
ホッキョクグマに忍び寄る危機(ナショ・グラ)
南極は、観測によれば、逆にわずかに海氷面積が増加しているようだ。同じ地球温暖化なのに、北極は海氷の減少、南極は増加とは不思議な感じだが、超低温の南極が少し温暖化すると降雪しやすくなるようだ。しかし問題は質量・体積だが、南極も減少傾向と聞いたことがある。
グリーンランド氷床表面の全面融解(JAXA) も問題で、7月12、13日は、広大な面積の全域が融けたようだ。3000mの山の氷も。
北極海の海氷の著しい減少は大問題と思うが、ほとんどニュースにならないのは何故だろう。目の前に起きている事はニュースになる。
アメリカは記録的な旱魃で、穀物の値段が上がり始めている。貧しい国々に食料危機が起こる可能性はある。自給率39%の日本、TPPに参加すれ同じことになりかねない。
50年で最悪の米干ばつ、熱波が追打ち(ナショナルジオグラフィック)