サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

「これはあぶねえぞ」−愛川欽也

 今週の「赤旗」日曜版に愛川欽也さんが登場。橋下大阪市長の思想調査に強い危惧を表明した。
 愛川さんは、「『うちのお父ちゃんは市役所で働いてないからいいや…』となったらいけない」「この動きがもっと強くなれば、国民全体の調査までしかねないですよ」そして、「あの太平洋戦争の前夜、本当に同じようなことがあった」と述べる。そのとおりと思う。
 共産党の「赤旗」に載るには勇気がいる。場合によっては、仕事を干される可能性もあるだろう。
 古今東西、平和と自由と民主主義の最良の主張者こそ、一番に権力から差別と偏見のレッテルを貼られる。きついが名誉な事。
 民主主義や自由に関し、私たちが敏感であるのは当然。だが、創価学会でも戦前は弾圧された歴史があるし、宗教や学問、文化・芸術の自由も脅かされた。そして思想強制として、天皇崇拝と戦争推進、他民族蔑視へと進んだ。そして他国民も自国民も多大な犠牲をはらった。
 私たちの親や祖父はそんな体験をした。今こそ、その事を思い起こすべきだろう。北朝鮮につながるようなことはやめさせるべきだ。
 国会で橋下思想調査問題を正面から問うたのは、共産党・山下参院議員だけ(と思う)。 
 委員会の執行部も他の議員も、こう受け止めるべきだろう。また国民のみなさんも。
「こんなアンケートは、場合によっては、ウチの後援会員や支持者も引っかかるかもしらん…。近所の人や知り合い、家族の同級生や職場の人などにも…」と。
 愛川さんが言うように、他人のことと思ったら、たいへんな事になる。