今週あたりから「選択」について、「選択の科学」(シーナ・アイエンガー著)について書こうと思ってましたが、本屋で、ツイ…
「朝日ジャーナル」の“私たちと原発”を買ってしまったので、少し紹介したいと思います。
一人目は、ユー・チューブでも多く視聴された米国の原子力技術者のガンダーセン氏へのインタビュー。
ガンダーセン氏の一番の懸念は、やはり4号機のプール。その使用済み核燃料プールには、過去の大気圏核実験で出されたすべての放射性セシウムの量に匹敵するものが眠っていると言う。
東電はプールを補強したが、大きな余震などで、プールが壊れて核燃料が露出すれば、本州の北半分の住民は逃げるしかないだろう。大きな余震が起こらぬよう祈るばかりだ。
別の方法は、ソ連政府がチェルノブイリで、軍と警察50万人に命令してやったように、甚大な直接的犠牲を覚悟で、空から膨大な量の鉛やコンクリートを流しこむしかないだろう。
でなければ、1、2、3号機、第2原発の2つの原子炉も冷却不能となり、核燃料と使用済み核燃料が溶け出して、どれほどの量の放射能が出てしまうかわからない。
こんな状況下でも、民主党政府と電力会社、官僚、原発推進政党、読売・サンケイなどは、再稼動を急いでいる。無責任と言うより、犯罪行為に近い。
今回の事故を引き起こした関係者は、誰も逮捕されず、検察も警察も捜査をせず、刑事責任も問われていない。
「原発を問う民衆法廷」が2月に開かれたようだ。これは明日に。