原発再稼動を許さないたたかいの広がりが大事な時期です。昨日の「朝日」の記事に、トンデモナイ事実が書いてあった。
「朝日」3/8⇒4号機、工事ミスに救われた 震災時の福島第一原発
事故にあった福島原発の4号機は当時、運転停止中で、使用済み燃料が原子炉の2.8倍も貯蔵プールにあった。
実は、これがたいそう危なかったようだ。冷却できずに水が蒸発してプールが空になり、核燃料が溶け出して放射能を撒き散らせば、誰も近寄れず、第2原発もメルトダウンして、首都圏まで膨大な放射能が飛んできて、首都圏3000万人?の移動が必要になり、政府機能もマヒに陥る可能性があった。
そうならなった理由が2つある。偶然が2つ重なった。
4号機は大工事中で原子炉ウエルに水を入れていた。予定どおり工事が済めば、水は抜かれるはずだったが、補助器具の設計ミスで工事が遅れ、水をはったままだった。しかも地震後、原子炉ウエルのしきりに隙間ができて、貯めてあった水が流れ貯蔵プールに流れて核燃料を冷却してくれたようだ。
恐ろしい事態だった。
しかし現在も危険な事態はつづいている。余震か何かで、燃料プールが崩壊したり、大きな水漏れが起これば同じ事態に陥る。使用済み燃料の取り出しには2年近くもかかるようで、その間、何も起こらないことを祈るだけだ。
そもそもこんな危険な放射能を、製造して溜め込む原発は早くなくして、放射性物質を取り除く必要がある。再稼動などもってのほかだ。
さよなら原発3.11集会に、参加しましょう。熊本市白川公園、12時。