サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

餓死事件が物語るもの

  ちょっと前の話ですが、埼玉で痛ましい事が起こりました。 
 さいたま市北区で、60代の夫婦と30代の息子とみられる男女3人が遺体で見つかりました。
 アパートの室内には食べ物がなかった。冷蔵庫も空っぽ。あま玉数個に1円玉が数枚あっただけ。
 支払いが滞ったのだろう電気も水道もとめられていました。
 市への住民登録もなかったし、生活保護も申請していなかった。しかし、そんな…。
 共産党の生活相談所は、近所になかったのだろうか?相談さえしていれば、なんとかなったのに。どんな気持ちだったのでしょう?本当に残念です。
 経済大国ニッポン。宇宙のかなたの小惑星から砂粒を持ち帰り、「アシモ」ロボットが走り回るほどの技術を持った国なのに。
 大量の農水産物を輸入し、3割は食べずに残して捨てている国なのに。30代も含め3人が飢え死にするなんて。
 貧しい独裁国家北朝鮮の人たちの餓えがテレビで映される。憲法25条を持つ、飽食ニッポンでの餓死は、北朝鮮の国家以下と言うことになるだろう。
 格差と貧困、孤独はここまできた。しかも 餓死事件はひんぱんに起きている。

 めい福を祈って、訪れるはずだった“春”を知らせる梅の花を送ります
(江津湖