「サスティナビリティ」考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

スポーツは社会にどう貢献できるか

 柔道の金メダリスト山下泰裕さんが、共産党の月刊誌「前衛」2月号のインタビューに答えてます。なかなかの内容です。
 今から100年前の1911年に、日本体育協会の前身が嘉納治五郎によって設立されたそうです。また嘉納氏は1882年に、それまでの様々な柔術を集めて体系化し、「術」ではなく、「柔の道」、柔道を創始したようです。
 つまり単なるスポーツや格闘の競技ではなく、日常生活や人生に生かしていく「道」として。
 山下さんも、金メダル獲得後、「私が本物の柔道家かどうかは、これからの私の人生をふくめて決められること」と思ったと語っています。
 山下さんは、日本体育協会が出した「スポーツ宣言」を高く評価します。「スポーツがすべての人々の権利であり、人類共通の文化であり、スポーツの喜び、フェアプレーの精神、スポーツの価値を自覚し表現するー」と紹介し、これからの100年で「宣言」の豊かな内容のスポーツにしていけるかどうか、スポーツ関係者に問いかけます。
 山下さんは最近、日本がすごく病んでいることを、政府も政治家も官僚も気づいていないと、懸念します。
 それは、日本の自殺者が諸外国に比べダントツに多いこと。子どもたちも含め10年以上も、毎年3万人以上自ら命を絶っているからです。
 「他人と協力しないでやれることはあるでしょうか。あるいは相手の立場を考えないでうまくいくことがあるでしょうか」と問いかけ、スポーツが果たす役割を語ります。
 「オリンピックも大事だが、生涯スポーツの視点」「チャンピョンスポーツでは、勝ち負けは大事だか、一般のスポーツは、仲間とスポーツをすること、体を動かすこと、少しでもうまくなること、交流が一番の喜び」と言い、「スポーツを通じて、相手を尊重すること、コミュニケーションの仕方など」が培われることが大事と主張します。
 フムふむです。橋下市長とは、だいぶ考えが違うなー、と感心しました。
 更に「スポーツをつうじて平和に貢献」することも主張してしています。山下さんは、「私は、国を愛する気持ちでは誰にも負けない、その3倍5倍の思いで世界平和を希求する」と、隣国の中国やロシアとも交流しているらしい。
 (同じ熊本出身の金メダリストの内柴正人のセクハラ問題を考えて事かなと思いましたがそれ以上に幅広く大きな考えでした)