「増税のウソ」-三橋貴明著を読んだ｡私には､ちょっと難しかった｡
三橋氏は簡単にいえば､増税すれば､デフレが加速され､税収が減り､財政赤字になり､さらに増税が必要で、「増税無限ループ」に突入してしまうと主張している。現在の日本の状況を､ほぼ言い当てていると思う｡
日本経済にとってデフレ脱却がなにより課題で、増税などけしからんと言う立場で、新聞、テレビがこぞって増税大合唱し、ミスリードをする、と批判する。
確かに政府の借金は膨大だが、表のとおり、国全体では２６０兆円ほど、資産が負債を上回る裕福な国となっている。（対外純資産と同)
問題はそのカネは誰がもっているか？だ。
ただ､デフレ解消、景気回復のために、大型開発を含め公共事業推進の立場は、ちょっといただけない。
それから､私にとって新情報があった。
今年７月、新聞協会主催で大手各新聞社の論説委員を集めた会合が開かれ、与謝野経財大臣(当時)が招かれたそうだ。新聞協会側は、与謝野大臣に、消費税をアップしても新聞の購読料には軽減税率を適用してほしいと陳情したようだ。
与謝野氏は、財務省スジの強烈な増税論者。当然「増税の件は、よろしく」となっただろう。復興増税と一体に法人税の減税が強行された。
朝日-12/28社説 「社会保障と税--オトナはわかっている?↑↑
「ザイムショウの回し者」↑↑- 消費税増税で一番生活が困るのは若い人たちだ。
