サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

メディア・リテラシー

 最近、よく使っているメディア・リテラシー(読み書き)とは、「情報メディアを主体的に読み解いて必要な情報を引き出し、その真偽を見抜き、活用する能力」のこと」(Wikipedia)。
 つまりテレビや新聞、ネットなどあらゆる情報は、発信側の目的に都合よく、編集され加工されている事を前提に「情報を評価・識別する能力、発信も含め能動的に対応する能力」とも言えます。
 岩波新書の菅谷さんの「メディア・リテラシー」は、だいぶ前に買って読みました。橋下劇場でまた関心が沸きましたので紹介させていただきます。

 私がメディア問題に関心を持ったきっかけは、昭和天皇が亡くなった時の自粛ムード、現在の小選挙区制を導入した時のテレ朝の椿局長問題などさまざま関心がありました。
 しかしやはり、小泉劇場で国民が、弱肉強食の市場原理、競争主義を、激しい痛みをともなう事を知りながら「改革(構造改革)」と思い、国民が受け入れさせた事には、非常に驚きました。
 日本では、初めての手法と思いましたが、役者とメディアの相関関係で熱狂することは今後も、2度3度とあると思い、以後、メディアやPRの本を読み情報を集めてきました。
 その中で、配信側の情報コントロールに対抗する方法として、「メディア・リテラシー」なる考えを知ったしだいです。欧米では学校教育にも取り入れられているが、もちろん日本ではありません。
(国民と言う言葉を使いましたが、本来、国(くに、こっか)の民(たみ)とは、国家に帰属し所有され的に依存している意味であり、正しいとは思いません。日本国民の「長いものには巻かれろ」的な、権力に従順する気分を進めるコトバです▲主権者の主体的な表現は、人民です。戦後はこの言葉がはやってました。人民が=人(ひと)の民(たみ)で民主主義社会にふさわしい。のですが、そんなリテラシーは、ほとんど聞かれません▲残念ながら中国や北朝鮮が「人民軍」の言葉を使ってイメージが悪く、誤解を生むので私も使えません)
 現在社会においては、人生の大半を広告も含め膨大な情報が渦巻くなかで意識、無意識に関わらず影響を受けて、生きざるを得ません。
 朝起きてテレビをつければニュースやドラマやCM、新聞も、記事に広告に。目の前にあふれているあらゆる物品・商品の外見が広告です。
 会社に行く途中も、ありとあらゆる看板、広告、チラシ、音楽が鳴り響き、朝から晩まで情報と広告のあらしの中で生活しています。
 また人から聞いた話も、その人がなんらかのメディアを通じて、自分流の解釈で話しているので発信元はメディアの場合が圧倒的です。
 情報をどう読み解くかは、人々、個人個人に、決定的な影響をあたえています。
 私は「しんぶん赤旗」を毎日読んでいます。他では得られない情報があるので、みなさんにもぜひ読んでもらいたいと思っています。
 同時に私にとって「赤旗」も、鵜呑みにできない新聞で、メディアリテラシーを高めながら判断する情報です。で、わたしのブログもしっかり検証を。