サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

豆腐から見たTPP-「毎日」山田孝男さん⇒◎

  毎週月曜日の「毎日」-「風知草」を楽しみにしています いつも山田孝男さんの文章は、角度(社説は社説、記者は記者)も表現もなかなかです。
 山田さんは、「豆腐のパッケージに、原材料が『遺伝子組み換え大豆』かどうかの表示がある。TPPの盟主アメリカは遺伝子組み換え作物の輸出拡大に熱心だ。一方で日本の消費者は遺伝子組み換えに抵抗がある」と述べる。
 私は豆腐を買うことがないので表示にが気になる経験がほとんどない(すみません)。
 しかし、家族の安全な食生活を気づかいながら買い物をする人は、表示がなければ選びようがない。
 だいたい、「商品を買ってください」との立場の生産国アメリは、消費者が求める質の良さ、安全性で競争して市場を拡げるべきなのに、消費者の選択権を奪って押しつけるなど言語道断。
 それをサッサと受け入れようとする政治家、官僚は、「本当に日本人か?」と言わなければならない。

「自民党 TPP推進は政権担う条件だ」の見出しは、11月17日付の読売社説
 読売「社説」は、自民党の谷垣総裁はTPP参加で民主党に協力すべきと叱りつける。また経団連の米倉会長を引き合いに出し、自民党が政権に復帰した場合には政権運営の「足かせ」になるだろうとの脅し示唆して脅しをかける。
 国益を損ね「多国籍企業益」にひた走る巨大メディアのおごり、ここにあり。

「壁より卵、だから反対」(毎日11/6)精神科医・斉藤環⇒これもなかなかいい主張です。

 「毎日」は「社説」でTPP推進、記者はそれぞれ、ジャーナリストとしての独自の考えを示してくれ参考になります。
 その幅の広さ許容する点では、他紙に見られない「毎日らしさ」として、私は、好感しています。
 その点、読売は1面トップから最終面まで、会長の性格が表現されています。“北朝鮮並みの独裁です”良識派は困難を抱えている。