サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

ムダづかい-路木ダム

 16日、「路木ダムを知るつどい」があり、参加しました。
 「利水環境・治水について再検証を」と題して、天草路木ダムの再検証を求める全国連代表の笹井洋子さんが語りました。
 また天草革新懇の中山健二さん、共産党県議の松岡徹さんがそれぞれ路木ダムの問題点を話ました。(会のチラシをごらん下さい)
 路木ダムの予定地は、私のふるさと天草、下島の牛深の手前の旧河浦。路木川には、私も2回ほど行ってきましたが、ほんの小川程度に小さい川、しかしとてもきれいな川でした。
 そそぐ海は、複雑に入り組んだ内海の静かな羊角湾です。
 「水害被害があった」はデタラメ、利水の理由も根拠がうすい。それに90億円もの税金をかける県営ダム。
 牛深に水道水が必要との論拠は、ほかのダムから水を引くこともできるし、漏水をとめれば十分。逆に、今でも高い水道料金がダム建設費用でさらにが上がることに。
 同じ税金の90億円を天草市に投じるとし、住民が望むものに使ってほしいとすれば、ダムの選択はしないはず。
 県が進め国もカネをだすから、地元負担が少ないから賛成となる
 私としては、山や川を壊し、海を汚すことには、絶対的に反対の立場。
 人も社会も、自然に生かされていることを常に自覚し、自然が無料で提供しているコストを支出すべきと思う。

 (自然に手を加えた責任-里山里川里海の管理費として農林水産業に)
  天草は、2市8町の合併で地域経済が非常に疲弊してしまった。小泉構造改革のなれの果て、自民党政治の責任は大きい。
 農林水産業きりすてで過疎が進行しているところに、追い討ちをかけるように、TPP参加を目論む民主党野田政権。