サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

まつたけシリーズ-“じい山”編

 今年は、松茸が何故かたいへん豊作らしい。私、この年に及んでも、夢はふるさとのマツタケの再生です。わたくし、実はマツタケ少年でした。天草郡苓北町坂瀬川の木場と言う40〜50戸の集落を囲む小さな山々の多くは松林で、マツタケがよく取れました。
 この時期、10月から11月にかけて、小学校から帰ると宿題もせずに(小学校の頃、ほとんど宿題をしませんでした。「忘れました」で許してくれた当時の先生に感謝)ひとりでカマを持って毎日のように山へ。記憶をたどってマツタケをとった時の事を書いてみます。
 「ゲンダ」という地域の左奥に“ばあ山”と“じい山"と言う小高い山がありまして、確か“じい山”だったと思いますが、そこでとったのは、結構大きかった。直径3センチ長さ12センチほど。

 マツタケは、落ちた松葉に隠れています(3〜5cm程)のでカマでかき分けて探します。それは松の根元というよりも、つつじの根元に近いところ、カマで松葉をかいているとマツタケを2〜3ヶ所サクサクと切ってしまいましたが発見。取る時は、根っこにカマを突き刺してえぐるようにして取ります。珍しくさかさまに近い状態で斜めに生えていた事には驚きました。(写真はえびの高原の松林、松の写真がコレしかなくて。天草の当時の松林はヤセて低木)
 母が実家にいたので持っていくと、おばさんが喜んでくれて、夕飯はそのマツタケご飯でした。もう何年もマツタケ食ってません。昔が豊かだった…。つづく。