「サスティナビリティ」考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

諫早干拓をたずねて

 干拓地ができたあとは行ったことがなかったので、堤防、農地、干拓地地を高台から見てきました。

 有明海もにごっていてきれいではなかったけど、調整池はそれより色がハッキリちがい汚れていた。夏場のアオコ発生時はさらにヒドイようだ。堤防の長さが約8キロで、とにかく広大な海を締め切った。調整池も干拓地も広大だ。影響がないハズがない広さ。定期的に汚悪水が一方通行で有明海に流される。
 北部排水門。上の写真が調整池でにごっている。下が海側で少し青い色をしていてハッキリちがう。この排水門から、定期的に汚水が有明海に出されており、貧酸素塊や赤潮などの原因になり、アサリやタイラギの死滅、魚を減少させているようだ。

 干拓地は、ハウスがあり、麦やたまねぎが植えてあり、農作業も行われ、農業者は干拓地の農業に期待をかけているような感じも受けた。しかし、干拓地の外には水路があり、更に堤防があり、葦の茂る干潟があり、調整池があるから、ここに海水が入ったからと言って塩害がでるとは思えない。熊本新港のところの干拓地と同じ。農業用水の確保は主に夏場と思うが、アオコの水を使って大丈夫か?と思う。別の水源を求めたほうがいいし、それまでは簡易のため池でもいいだろう。
(堤防をはさんで右側が旧干拓地、左側が新しい干拓地)
 環境にやさしい農業との看板はかけてあったが、肥料も農薬も当然つかうし、調整値が富栄養化するのは当然で、本来干潟が浄化してきたものでされないで、汚水となって排出されるのでは、海は汚れる一方だ。
 干拓を強行したのは農水省だし、農業にも水産業にも責任を持つ行政だからキチンと責任を持つべきだ。とにかく、死につつある有明海を再生させつつ、農業もまもる責任を果たすべきだ。農業者も農業への影響がなければ、海がどうなってもいいとは思わないだろう。開門は1年後との報道だが、一刻も早い開門調査が必要と思う。

 カキ小屋がむかしの海岸線を偲ばせる。