サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

手足のしびれ、頭痛、ふらつき―水俣病被害者のはなし

 水俣病闘争支援大集会に参加。水俣病のたたかいで初めて国を和解協議に引き出し、基本合意に達したことは、原告や支援団体の大きな成果です。姫戸の女性患者の話は身につまされました。漁師の娘で子どもの頃から、朝昼晩とかなりの魚を食べたようです。たしかにむかしは、肉もないしおやつもなく、ビナなどの貝類がおやつだった。からす曲がりや痺れ、頭痛がひどいらしい。昨年、検診を受けてみて、初めて水俣病と診断された。こんな方があと何万人いるかわからない。こんな犯罪が放置されていいはずがない。(大石弁護団長の報告)

 5月1日、水俣の慰霊祭に民主党鳩山首相が来るらしい。来たら何を言うのか極めて注目される。お詫びを言うのなら、それと一体である全面解決への加害者の責任、沿岸住民(元在住も)健康調査をして、被害の全貌を明らかにして補償することを明言すべきだ。排水を止めた後もプランクトンにも魚にも母体にも水銀がたまっているのに、翌年以降は患者発生がないとするのも乱暴な話で胎児性患者もこのままでは済まされない。チッソ分社化はすべてが解決するまで凍結すべきである。
 (若い司会の方の笑顔がたいへん良かったです。)