サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

現代マルクス主義を考える

香港国家安全維持法-世界の人々も対象に…

中国政府は「香港国家安全維持法」を可決成立させ、香港市民の弾圧をはじめた。 なんということか。 . 時事によれば、「香港特別行政区の永住権を持たない者も香港以外で規定の罪を犯した場合、本法が適用される」と明記し、香港の司法関係者は「全世界80億…

惑星の物質代謝の亀裂⑤ 資本論の完成形は?

大洪水の前に:マルクスと惑星の物質代謝 (Νuξ叢書)作者:斎藤幸平発売日: 2019/04/30メディア: 単行本 この本は、「マルクスの経済学批判の体系的意義は、エコロジーという要素を十分に展開することによってはじめてあきらかとなる」--これを証明すること。難…

惑星の物質代謝④ 疎外、労働と自然

疎外。 庭の農作業は、自分のための自分の家族の為の労働です。朝夕のちょっとした時間に世話をし、植物の成長を見守り、虫がわき、ツルの絡まりを気にし、受粉を気にする。 自分の行為、自分の労働が実になり、自分の身になる即自的な喜びですね。 でも、商…

惑星の物質代謝の亀裂③ 気候変動

「大洪水の前に」-斎藤幸平著は5章まで読み終えましたが、やはりむずかしい。 でも、なんとなく、マルクスの晩年に向けての研究の方向が理解できてうれしいところです。 環境問題の関連でマルクスは、初期の頃、疎外論を「労働の疎外」にとどまらず、「自然…

惑星の物質代謝② エコロジー

斎藤幸平さんの「大洪水の前に」のつづきです。(引用しながら) マルクスの「物質代謝」は、自然に働きかけ改変する労働過程の中でしかとらえていなかった。なので私は、マルクスの「物質循環」の意味合いは、地球システムよりも狭い考えていた。 ところが…

マルクスと惑星の物質代謝

今日、私としては、とても嬉しい気持ちになりました。 Come On!「成長の限界」を読み始めたばっかしですが、ちょっと、こちらの方を割り込ませて紹介します。 大洪水の前に マルクスと惑星の物質代謝-斎藤幸平著です。 まだ、「はじめに」しか読んでいませ…

資本主義VS気候変動② 規制緩和型資本主義

ナオミ・クラインは、人類は科学者の警告に基づき、温暖化・気候危機回避対策の国際議会を早くから何度も行ってきたにもかかわらず、なぜ変化せず 同じ道を進んでいるのか?を問い、こう答えている。 規制緩和型資本主義のイデオロギーに支配されてきたから…

気候変動VS資本主義① 今年のCO2削減

ナオミ・クラインの「気候変動VS資本主義」=これがすべてを変える―を読んでいる。紹介したい。 ナオミ・クラインは、リーマン・ショック時の事を書いている。 新型コロナウイルスの世界的な感染拡大で、株価は急落し、経済は大打撃を受けている。今回は株の…

斎藤幸平-マルクスの物質代謝

待ち望んでいた人が現れた、という感じです。私にすれば。 マルクスに興味ある方、どうぞ、動画をご覧ください。 新進気鋭の学者・斎藤幸平さんです。 地球温暖化・気候危機回避に向けたマルクス主義的方法を提起しています。 草稿やメモなども載せたマルク…

小林節さん-共産党大会決定4回読む

もともと「改憲」派の憲法悪者で自民党のブレーンだった小林節慶応義塾大学教授。 3/1「赤旗」日曜版に登場し、共産党の28回党大会議案、綱領改定案を読み、はまってしまって4回も読んだとの事。 「共産党だけは怖い」「共産党だけはだめ」と言われ育って…

新聞の徹底研究―デジタル化

「創」3月号に新聞社の徹底研究が載っており買って読んだ。 朝日、読売、毎日、日経、産経、東京の各社を取材しての論考でフムフムです。 どこもやっているのが紙とデジタルの編集の統合のようだ。 朝夕の通勤時間帯にスマホで読まれるためのニュース仕上げ…

気候階級闘争

昨年、知った人で私にとって歴史的と思える人は2人。 ひとりは、環境活動家のグレタさん。もうひとりは斎藤幸平というマルク主義の学者さん。↓この方です。一人一千五百万円くらいするプライベートジェット世界一周ツアーが大量の二酸化炭素を排出。まずは…

信なくば立たず

香港の区議選で民主派が圧勝し、民意を明確にしめした。 選挙前、大学で催涙ガスを打ち込む警察を火炎瓶を投げ込む学生の映像を見ると、「運動論」からすると、マズイ思い、むなしい感じがして選挙に影響を与えかねないと危惧をしていた。 たしかに小選挙区…

マルクス・ガブリエル

マルクス・ガブリエル-「欲望を哲学する」(NHK出版・丸山俊一著) を、ざっと読んでみた。 NHKBSで放送された番組の制作班が書いた。 マルクス・ガブリエルは、ドイツの新進気鋭の哲学者のようだが、期待したものと内容が違っていて、小難しいだけ…

超監視国家・中国

ニューズウイーク11.5号に、「超監視社会・中国の真実」が載っていて、買って読んだ。 中国の監視社会化が着実にすすんでようだ。 . 記事の書き出しを紹介すると、「語学学校でのこと。授業中に前触れもなく地元警察が立ち入り、外国籍の受講生全員に『ビザ…

未来への大分岐②

「未来への分岐」の続きです。 面倒くさいところは、飛ばしながら読んだ。 ポールメイソンという経済学者と斎藤幸平教授の対談の中の一つに、第5章 資本主義では環境危機を乗り越えられない、という項目あり、私に関心にピタリ。 ただ、マルクス主義者とし…

未来への大分岐

「ホモ・デウス」(上)もまだ読み終えていないのに、寄り道で「未来への大分岐」を読んでいます。 最初の方は面白くなかったけど、3章の「コモンから始まる新たな民主主義」は面白かった。 この時期、私はマルクス主義の発展のありようには強い関心がある…

香港警察発砲、18才重体

中国建国70年の昨日、香港ではデモ隊と警察が衝突し、3ヵ所で6発の拳銃発砲があった。 流れた映像からわかるように、空や足元への警告発砲はなく、至近距離から殺意のあった銃撃と言われてもしかたがないだろう。 香港市民の怒りは、さらに高まり、出口が…

操られる民主主義①

「操られる民主主義」-デジタル・テクノロジーは、いかにして社会を破壊するか—を読み始めた。面白い、というか末恐ろしくなる。操られる民主主義: デジタル・テクノロジーはいかにして社会を破壊するか作者: ジェイミーバートレット,Jamie Bartlett,秋山勝…

香港政府「逃亡犯条例」改正案を正式に撤回表明

ニュースで流れているように、香港行政府が「逃亡犯条例」]案を正式に撤回表明した。 学生・市民グループがどのような対応・動きになるのか分からないが、当初の最大の要求を受け入れさせたことで、ここは平穏を取り戻し、仕事や学びや家庭や落ち着きを取り…

天安門事件の再来は許さない

香港民主化の元リーダーが香港当局に逮捕された(一時)。 これは民主化を求める市民へのあからさまな弾圧だ。 彼らや市民は、「逃亡犯条例」がつくられれば、今回のような一時逮捕・釈放ではなく、中国に移送されて拷問をともなう取り調べを受け、人権派弁…

天安門事件から30年

30年前の今日、天安門事件が起きた。中国が「改革・解放」から民主化へのうねりを学生が起こした時に弾圧を受け抑圧された事件だ。 あれから30年。中国は経済を伸ばし、国民は豊かになり、世界第2位の大国になった。 しかし、自由や人権は旧態依然とし…

ベネズエラ革命⇒ ベネズエラ危機 ??

「ベネズエラ革命」⇒「ベネズエラ危機」が前から気になっていた。 今日の「赤旗」に何が問題 解決の道は… が載っている。 原因は経済政策の失敗から、と書いてあるが、たいした事は書いていない。もっと詳しい分析がほしい。 輸入減が2013年頃からはじま…

未来社会の論じ方…

「季論21.19冬」に「に未来社会をどう論じるか」と題し碓井敏正氏が書いている。 副題は「聴濤弘『200歳のマルクスならどう新しく共産主義社会を論じるか』を読む」となっている。聴濤さんのこの本の事は前にブログにも書いた事がある。 碓井さんの論考は、…

現代中国講座?

今日は、日本中国友好協会熊本支部と平和と人権フォーラム主催の「中国講座」に参加しました。 中国に関しては聞きたいことが山ほどあるので。 講師は渡辺直土熊大准教授で、1回目のテーマは、「日本の新聞の中国報道に関する問題は何か」でした。 渡辺さん…

地球改変、後戻りできぬ人類

今日の「朝日」の文芸欄に桑田学さんという福山市立大学准教授のインタビューが載っていた。 私がいろいろ考えていて、日ごろ知りたいと思っていた事の一端が書いてあって嬉しくなった。 恐竜が栄えた時代、哺乳類がいた時代など、地球の歴史をひも解く地質…

「一帯一路構想とアフリカ」 ④

昨日のつづき「経済」8月号から。「一帯一路構想とアフリカ」―佐々木優明治大学教授の論文から紹介します。 中国は、「一帯一路」構想の前から、アフリカへの経済進出を行ってきた。歓迎もあれば、軋轢も生んでいるようだ。 今後、「一帯一路」構想に力を集…

「一帯一路」構想と現段階の課題 ③

先日のつづき。「経済」8月号の「一帯一路」構想から。(西海敏夫ユーラシア問題研究者) 東・中央アジア諸国への港湾、空港、鉄道などのインフラ建設、投資。 中国側から見れば、資源、エネルギー確保、陸海輸入ルートの確保。また商品輸出のルートの確保…

「一帯一路」―中国経済はどこへ向かうのか ②

昨日のつづきです。雑誌「経済」8月号「中国経済はどこへ向かうのか」(井出啓二長崎大・立命大名誉教授)から紹介します。 忙しいし、ざっと読んで、よく理解できないまま書いています、悪しからず。 中国はわずか40年で、貧しい社会から豊かな社会へと…

中国経済と一帯一路 ①

月刊誌「経済」8月号の特集に、中国経済と『一帯一路』構想が載せられており、興味深く読んだ。 社会主義国を標榜する中国、一党独裁国家が米国を抜く経済大国になる。これからどんな国、社会になっていくのかは、世界全体に決定的な影響を持つことになるだ…