サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

水俣病の全面・完全解決を

ノーモア・ミナマタ第二次熊本訴訟

今日、嘉島町で「ノーモア・ミナマタ第二次熊本訴訟・判決前総決起集会」が行われ参加しました。 水俣病被害者や弁護団、支援者など400人が参加し、22日の判決に向けて盛り上がる集会になりました。 天草からも知り合いがたくさん来ておられました。 . . …

水俣病訴訟-勝利判決

水俣病の大阪訴訟で画期的な判決が出た。 当然と言えば当然だが、国・県・チッソの抵抗は大きく心配もされていた。 原告、弁護団、運動団体ほかの皆さんに「良かったですね」「次は来春の熊本地裁判決、頑張りましょう」と、喜び合いたい。 国家、大企業相手…

水俣病-「未解決で67年」

今週の「赤旗」日曜版に、水俣病の裁判のたたかいが載っている。忘れられがちな水俣病問題だが、「赤旗」がよくぞ取り上げてくれたと思う。 見出しに「未解決で67年」とあるように、公式発見は私が生まれた年で同じ年齢だ。 それほど長く被害者は苦しんで…

気候変動も水俣病も同じ

今週の「赤旗」日曜版。 気候変動も水俣病も同じ➡早く手を打てば被害を防げる の見出しで、環境問題に取り組んでいるFFFK熊本の学生の戸田彩香さんらが水俣病被害者のオンライン体験談などが掲載されています。どうぞご覧ください。 adayasu.hatenablog.com

熊本母親大会-板井八重子さんの講演

第64回になる母親大会… あれ?オレと同じ年か… へ~ がありまして、参加。記念講演で板井八重子ドクターが水俣病の事を話すというのでカメラ持って出かけました。撮影、UアップともOK。 水俣病とむきあい続けて --いのちのバトンとつなぐ人たちへ--がタ…

大石利生水俣病不知火患者会会長のご冥福を祈ります

水俣病不知火患者会会長の大石利生さんが亡くなられた。78歳、今日が葬儀だった。 水俣病の一日も早い解決・被害者の全面的な救済を求めておられたのに、まだ道半ば、悔しい思いだったでしょう。 長く、水俣病のたたかいの先頭にたって来られた人で、いつ…

チッソ社長暴言 「救済は終わった」

水俣病の公式発見から、昨日で52年目を迎えた。 水俣で行われた水俣病犠牲者慰霊式に参加した加害企業の後藤社長が「異論はあるかもしれないが私としては救済は終わっている」との述べた。 なんと言う事か。 後藤社長は、発言を撤回し、謝罪すべきだ。 水…

水俣病被害、今だ解決していない

今日は、上天草の姫戸で水俣病被害者の思いを聞く懇談会がありました。 水銀中毒の被害は戦前からあったようですが、公式発見は、ひどい症状が出始めた、私が生まれた年です。 懇談会の参加者には私とあまり変わらない年齢の方も多く、何十年もの苦しみ続け…

水俣病の解決のために今何が求められているか−「力ある正義」

水俣病の解決のために今何が求められているか 水俣病訴訟弁護団事務局長の板井優氏が日本共産党の月刊誌「前衛」4月号に、上記のタイトルの論文を掲載されている。 水俣病問題に関心のある方はもちろん、様々な運動に参加されている方々に、ぜひ一読頂きた…

安倍総理「水銀被害、克服」と、井上栄次100年の軌跡−②

先日、熊本市で開かれた世界水銀会議?に安倍総理がビデオメッセージをよせた。 その中で安倍総理は、「水銀による被害と、その克服を経たわれわれだからこそ」と言い放った。被害者団体から厳しい反発の声が上がったが当然だ。被害は継続中、まだ終わっとら…

水俣病 最高裁が初認定 国を断罪

昨日来のニュースでうれしい事があった。水俣病に関する最高裁判決です。 水俣病の認定申請が棄却された女性の遺族が、熊本県に認定するよう求めた裁判で、最高裁は、故溝口さんを水俣病と認めた福岡高裁判決を支持して県の上告を棄却した。 また別の、一審…

弱者のためのジャーナリズム

今日は金曜日、“金官”に、遅れて、しかも早引きで、ちょこっとの参加でした。みなさん、頑張っておられました。今日は確か、30回目。 中心でがんばっている“絶叫ギターマンY”の執念でつづいています。 早引きして参加したのは、“大江・白川・託麻原九条の…

原田正純さん亡くなる

水俣病問題の研究・解明で先駆的役割をはたしてこられた原田正純さんが、昨日、自宅で亡くなられました。 77才でした。ご冥福をお祈りいたします。 原田さんは、「胎盤は毒物を通さない」と言うのが定説だった時代に、「胎児性水俣病患者」の存在を明らか…

水俣病救済-7月打ち切りの撤回を

共産党の市田書記局長が今日、参院の環境委員会で質問しました。水俣病問題です。 芦北町黒岩の水俣病被害者のみなさんとの懇談で出された声を示して政府を追及。水俣病救済の申請の打ち切りの撤回を政府に強く迫りました。 親は、だれしも子どものことが心…

平家の落人と水俣病

このたび所要で、芦北町の黒岩という地域に行く機会が数回ありました。 ネットで検索しても郵便番号ぐらいしか出てこない地域。標高5〜600mのところに30戸ほどの集落がある。私の生まれた木場よりも小さい。(集落からの写真) 川沿いの、車の離合もむ…

知事選挙ー久保山啓介さんと水俣病

明日から県知事選挙が始まります。「あかるい熊本をつくる県民の会」から久保山啓介(日本共産党県委員長)が出馬を予定。現職の蒲島知事とイッキウチの様相です。 私が知る久保山啓介さんを紹介しておきましょう。 熊本は「クマモン」が有名ですが、実は久保山…

東京電力と国の責任で原発被害の全面賠償を

今日は、「水俣病の教訓を福島へ」シンポ②が開かれ参加しました。 タイトルは「東京電力を国の責任で原発被害の全面賠償を」です。このタイトルの意味は極めて深いものがります。国家権力とはいかなるものか?企業のあくなき利潤追及がどのように行われるの…

原田正純元学園大教授の講演-熊本母親大会

今日は、第56回熊本母親大会がありまして、わたし、父親ですが参加してきました。 原田元学園大教授の「みなまたの教訓を福島原発にどういかすか」の講演を聞くためです。 講演では、みなまた病の話からカネミ油症、劣化ウラン弾、枯葉の影響を受けた胎児…

水俣と福島-『熊日』連載はグッド

先日から、熊日でたいへん良い連載がはじまりました。さすが水俣病問題をかかえる熊本県の地元紙「熊日」です。 「国策の影」-「巨大企業 地域を支配」の見出しもふるっています。 水俣病は、企業チッソの犯罪を国家が権力を使ってかばい、被害を大きく拡大…

“水俣病犠牲者慰霊式”に出席して

海はきれいだった。水銀ヘドロで魚が浮いた、ネコが死んだ、今では想像もできない。水銀は公園の下。 まず動画をごらん下さい。(被害者の語り部ほか。着座席、後ろからしか映せませんでした) 鳩山首相が祈りの言葉を述べた。お詫びをするなら⇒償いの責任を…

明日、水俣病公式確認54年、私も54才

私が生まれて3カ月半後、水俣病の患者が水俣保健所に届けられた。明日が公式確認されてから54年。仁比そうへい参院議員、松岡とおる副委員長、野中、川上水俣市議らと、39歳の水俣病患者さんの話を聞いた。国が1969年で水俣病でないと線引きをする1年後…

手足のしびれ、頭痛、ふらつき―水俣病被害者のはなし

水俣病闘争支援大集会に参加。水俣病のたたかいで初めて国を和解協議に引き出し、基本合意に達したことは、原告や支援団体の大きな成果です。姫戸の女性患者の話は身につまされました。漁師の娘で子どもの頃から、朝昼晩とかなりの魚を食べたようです。たし…

“水俣病”和解へ基本合意。大きな一歩、さらに被害者全員救済へ健康診断を!

3/29日、水俣病不知火患者会が熊本地裁の和解所見を受け入れ、チッソ、国、県との基本合意が成立しました。地裁前の集会と報告集会に参加しました。 これまで国が和解を拒否してきた経過から大きな前進です。長く苦しみ、裁判に立ち上がった高齢の被害者のみ…

 水俣病の長いたたかいの歴史は、国民を騙し脅し愚弄する国家の本質を

長い水俣病のたたかい、裁判の歴史を見ると、加害者国・チッソが、被害を少なく見せ、被害者を切り捨ててきた歴史だったと言える。最高裁判決が出てもなかなか従わない加害者国、水俣病の判定も被害地域も年代も加害者の国が判断するとうい一般にはありえな…

*水俣病問題の解決へ、和解協議スタート

水俣病の不知火患者会の集団訴訟している件で、22日、裁判所が和解勧告を行い、1回目の協議がはじまりました。熊本地裁前で報告集会があり、政党代表として、以下のようにあいさつしました。(原稿どおりには行きまでしたが…) 水俣病のたたかいは、加害者で…