サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

平和、安保、沖縄

米空母母港化50年

50年前の10月、横須賀が米空母ミッドウェーの母港化となった。 米空母の海外母港化は初めてで、同盟国で受け入れたのも日本が始めてだ。 反対運動も盛り上がり大闘争になったが強行されてしまった。 空母は、多数の攻撃機を艦載し、他の艦船や潜水艦と打…

統合防空ミサイル防衛

今日の「赤旗」日刊1面です。 「統合防空ミサイル防衛」IAMDの強化に1兆2420億円とあります。 いよいよミサイル戦争の準備です。 ミサイルや航空機の攻撃と防御を一体的に行う米国の軍事戦略のようです。 攻撃と防御を一体的ですから、どこが戦場か?が一…

前泊博盛 講演会に参加

今日は、前泊博盛沖縄国際大学教授の講演会に参加してきました。 楽しみにしていましたが、残念ながらケガをされたようでオンライン講演でした。 演題は「日本はなぜ軍拡国家を目指すのか」 ~沖縄から見える「見捨てられる恐怖・巻き込まれる恐怖」~ 多くの…

9月2日、今日は何の日?

9月2日、今日は何の日? 言葉や日付は、各国、立場によってかなり違う。 9月2日は、連合国・米国は、対日戦勝記念日とし、日本が米戦艦ミズーリ上で、無条件降伏文書に調印した日(ソ連、中国は翌3日)。日本は、無謀な戦争して負けた敗戦の日。 日本の国…

前泊博盛講演会-楽しみ

日曜9/3日、沖縄国際大教授に前泊博盛さんの講演会があります。 参加します。楽しみです。

現代戦略論-⑤ 勝利の方程式→愚かの方程式

著者は、大国間競争の時代というが、米国側は、自国の国土を戦場とする戦争は想定していない。 他国の紛争に積極関与しながらも、自国と核戦争に及ぶことは、絶対的に国民が避ける。 だから米国は、本国を戦場とする戦争はしたことがない。 したがって国民は…

現代戦略論-④「現状維持」と「現状変更」-互いの立場

著者、大戦略について、日本側の目的は現状維持、とし中国側は現状変更とする。 だが立場によって現状の変更や維持はちがい、単純ではない。 確かに中国は、国力の増大とともに南シナ海の人工島など現状変更をすすめている。 台湾の将来的な統一も現状変更に…

現代戦略論-③「米中大国間競争時代」の日本

現代戦略論の続きです。 依然はタカ派の跳ね上がりが中国に対し、日本の優秀性を誇る風潮があったような印象がある。 最近は、著者ら専門家も、中国と日本の軍事バランス変化は中国が優位にある事を率直に記述している。 日中米の戦力比較 日 本 中 国 米 国…

現代戦略論-高橋杉雄著

「現代戦略論」(並木書)を読んでいる。著者はウクライナ戦争で急にテレビにも出はじめた高橋杉雄衛政策研究室長。(写真:ウィキペディア) ウクライナ戦争の戦術や作戦について、テレビ向けなので彼らの話は参考になる。著者によれは、戦略は、目的・方法・…

妻子殺されても恩赦-フィリピン大統領

昨日、愚かな人物を登場させたが、今日の「朝日」1面、「妻子を殺されても選んだ赦し」の記事、対比して重い課題を私たち突きつけられた思いだ。 先の戦争で日本は、米軍と戦いフィリピンを占領し、敗戦までに111万人もの住民を犠牲にした。 戦争犯罪と…

麻生副総裁が「戦う覚悟」と発言

自民党の麻生太郎副総裁が台湾に出かけ、「戦う覚悟です。お金をかけて『防衛力』持っているだけではダメなんだ。台湾海峡の安定のために、それ(防衛力)を使うという意思、 明確な意思を相手に伝えて、それが『抑止力』になる」と発言。 例の調子で物議を…

どれだけやめる⁉防大-自衛隊 危機に立つ自衛隊

メディアの報道が一番悪い影響を与えているようで、 軍拡・大増税、憲法無視が止まらない。 主権者・国民もなんとなくか?受け入れているような雰囲気、空気。 だけど、自衛隊員の募集が厳しい現実を見れば、防衛大学など、彼らの方が事態を認識しているかも…

機動戦闘車が熊本駅前に

30日、熊本駅前に行ってみると、自衛隊の戦車らしきものが並べてあった。 どうやら隊員募集のイベントらしく、親子連れや通りがかりの人が写真を撮ったりしていた。 自衛隊員さんに話を聞いた。16式機動戦闘車と言うらしい。 私--- なんでキャタピラ戦車でな…

「沖縄、再び戦場へ」学習会

今日は、熊本民主商工会で「沖縄、再び戦場へ」のDVD上映会がありました。 関連して、沖縄・南西諸島・熊本の自衛隊基地拡大・日米共同訓練などの問題について話をしてきました。 十数人の参加で、熱心に聞いていただきました。 普段見ない写真や動画も見て…

シュミレーション日本降伏 ⑦台湾戦争

シュミレーション日本降伏のつづきです。 著者北村氏の視点は、島しょ防衛の問題点、米国の味方などで、日本の多くの軍備拡大論者には見られない、事実に基づく正しい見方を示していると思います。 ただ、不思議に思うことがあります。 自民党や国防関係者そ…

熊本県平和委員会 第21回総会

本日、熊本県平和委員会第21回総会があり、参加しました。 南西諸島、沖縄の軍事増強が進む。 九州各県内の自衛隊基地の役割も大きくなり、それに伴い危険も増している。 台湾有事に備えて‥‥ だが、台湾有事とは、台湾戦争。 台湾戦争とは、台湾をめぐる米国…

シュミレーション日本降伏 ⑥安保5条問題

シュミレーション日本降伏の続きです。 この手の本では珍しく米軍支配・依存を批判し、資料も豊富で学ぶ内容も多い 著者は、安保5条とNATO5条の「防衛義務」の違いも鋭く指摘する。 NATO5条が「軍事力の使用を含む行動を直ちに取って被攻撃国を援助する」…

シュミレーション日本降伏 ⑤ 米国の国益

中国の人民解放軍と自衛隊の比較。 さすがに専門家だ。順番が意味を持っている。最初の比較は、哨戒機だ。①哨戒機/早期哨戒管制機/対潜水艦哨戒機→→日本優位 ②戦闘機→ 日本312機 中国1318機 ③爆撃機→ 日本 0 中国 170機 ④無人機→ 日本 3機 中国6000機 ⑤周辺…

シュミレーション日本降伏④ 自衛隊と中国軍の比較

シュミレーション日本降伏のつづきです。 著者の北村氏は、2021年ごろの中国人民解放軍と自衛隊の比較を行っている。 率直に言って圧倒的に中国優位である。(表:同書) 多くの日本人は、過去の栄光から冷めやらず、中国の高い技術力や生産力を認識できていな…

シュミレーション日本降伏③ 地上戦決戦思想?

シュミレーション日本降伏のつづきです。 なぜ「島しょ防衛」を国防の根幹に据えないのか? 著者は解説する。 一つは、「島しょ防衛の鉄則」だと、海自、空自が優先で、副次の扱いを受ける陸自が許さないということ。戦前、陸軍と海軍の予算獲得争いがあった…

シュミレーション日本降伏② 島嶼奪還という愚策

シュミレーション日本降伏のつづきです。 2章は、島嶼奪還という愚策 となっている。 なぜ、最初に島しょを奪われることを許すのか。素人でも不思議に思える戦略をなぜ?日本はとるのか。この本で知りたい事です。 著者は、イギリス発祥の島しょ防衛の鉄則-…

シュミレーション日本降伏

「シュミレーション日本降伏」という刺激的なタイトルのPHP新書を読んでいる。 著者は軍事社会学者の北村淳氏。 日本の自衛隊の島しょ防衛の訓練が、米軍との共同演習も含め、島しょ奪還となっていることに、不思議さをずっと感じていた。メディアの報道もそ…

米軍 市街地で空中給油

市街地で空中給油を行う米軍機。 「米軍が日本を守っている」とい神話が日本国民に浸透させられている。 その要因のひとつは、主要メディアもほとんど異常さ理解せずを報道しないからだ。 日本を守るため、ステルス戦闘議が空中給油する必要があるのか? そ…

日本大空襲「実行犯」の告白

日本大空襲「実行犯」の告白のつづきです。 敗戦は明白だったから東京大空襲以前に日本が降伏していれば、多くの市民の死は避けられたハズだ。 近衛上奏もあった。これを昭和天皇が受け入れていれば、ルメイらも大量殺戮者にならずにすんだ。 広島、長崎への…

日本大空襲「実行犯」の告白--なぜ46万人は殺されたのか②焼夷弾

日本大空襲「実行犯」の告白--なぜ46万人は殺されたのか--の続きです。 B29により最初のに日本爆撃の予定は1944年11月15日だった。しかしサイパン島に台風がやってきて、出撃は11月24になった。機数は111機。司令官はヘイウッド・ハンセル…

日本大空襲「実行犯」の告白①精密爆撃と焼夷弾爆撃

日本大空襲「実行犯」の告白--なぜ46万人は殺されたのか (新潮新書・鈴木冬悠人)を読んでいる。 NHK記者は、時にこう言った優れた番組を作り本に書す。 刺激的な題名にひかれて買求めた。 先の戦争で日本空襲を行った米空幹部246人の証言がテープに録音さ…

「沖縄、再び戦場へ」

「沖縄、再び戦場へ」DVD上映会と学習会を市共産党後援会主催で行いました。 予想よりたくさん参加していただき、ありがとうございました。 DVDは三上知恵監督が撮影中・作成中で、その派生・宣伝版で45分、無料貸し出しのものです。 映画は、南西諸島…

安保理決議に基づく対北朝鮮制裁の是非

www.mofa.go.jp 昨日の続きです。どうも‥、上記の北朝鮮制裁の国連決議を読んでも、不公平感がぬぐえない。 国際連合安全保障理事会決議第2356号 では、 「核、化学及び生物兵器並びにその運搬手段の拡散が、国際の平和及び安全に対する脅威を構成するこ…

北朝鮮のロケット発射実験

北朝鮮が偵察衛星を打ち上げようとしたが失敗した。 朝から天気予報を知りたくて、あちこちにチャンネルを変えても同じJアラート騒動の中継ばかり。BSもどこも同じ。 なぜ、日本のテレビは、こうも同じ内容をほとんど全ての番組が一斉に流すのか? しかも…

自衛隊員から共産党へ

いつだったか「赤旗」の囲み記事です。 自衛隊員が共産党に期待‥‥そりゃそうでしょう。考え方によっては。 自衛隊員にとって、戦争は命にかかわる問題。 イザという時は、命もかける。でも戦争はなくて、国を守りたい、当然でしょう。 国民の犠牲もない方が…