サスティナビリティ考

地球環境、持続可能、政治・経済・社会問題などについて書いています。 メール kougousei02@yahoo.co.jp

菅内閣の支持率

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 ちょっと、これは? どうでしょうか?
 菅内閣の支持率、ご祝儀相場としても64%は、高すぎでしょう。
 みなさん、どうでしょう?
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 下書きで書いていた、前回の世論調査に対する内容が以下です。
 9/10「毎日」の世論調査の結果に、唖然、当然、不自然… わからない。
 安倍内閣支持率が前回8月の34%から+16ポイントで50%と跳ね上がった。
 体調理由の辞任表明に対し、「ご苦労様でした」、「ご祝儀」相場にしても、わずかひと月前と、こうも違うのか…。
 マスコミの影響は決定的と思う。辞任表明以来のテレビを中心とした報道は、自民総裁選の話ばかり。菅氏が石破氏の支持を圧倒的に逆転させた。報道の影響以外に考えらえない。
 第2次安倍政権のメディア対策は、アメとムチ両方とも新しい次元に達し、主要メディアをほぼほぼ従属させた。その筆頭は「テレビ朝日」で報道ステーション。番組内容がガラリと変わり面白くなくなってきた。最近、ほとんどみない。
 「毎日」の見出しに「外交・安保『評価』57%とある。
 国民は安倍外交のどこをどう評価しているのか? 具体的な成果をあげてほしいが、。
 *拉致問題は? *ロシア *韓国 *中国-尖閣海域、香港…  *トランプ
 *経済問題   *株高は公的マネー投入によるし記録的赤字国債が積みあがっている *消費税は2回も挙げ5%→10%へ *非正規は増えるばかり
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 長期政権の悪政に慣れてしまった印象。
 弱いものはくじくが、強いものにはなびく、日本の伝統文化が根付いている。
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 前回を上回るような世論調査結果。設問の問題、サンプル問題、いろいろあると思うけど、数字は数字。
 これでますます解散必死ということかな。

人新世の資本論①-斎藤幸平

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 週刊プレnewsの記事を読み、さっそく斉藤幸平の「人新世の資本論」を注文しました。
f:id:adayasu:20200916124950j:plain:w200:right 記事を読んだ限り、以前からの「私の思いにピッタリ、待ってました」という感じです。
 SDGsを「大衆のアヘン」とまでは考えませんが、「成長資本主義」「自然と労働の略奪資本主義」では、何も変わらず矛盾が進化していくばかりと思います。それにSDGsは「持続可能な『開発』」なので、どちらかといえば持続可能へ開発からの撤退が現状にふさわしい。それに斉藤さんが言うように、広告もあり「やっている感」だけが広がっているのも好きになれない。
 私の考えの基本は、①「ガイヤ理論」で地球・生態系でとらえ、②人間活動の「成長の限界」を深く認識し、③地球への負荷を減らしていく、小さくて豊かな社会です。
 やはり多くの人は認識していないと思いますが、たった一つの生物種である人類があまりにも増えすぎて、地球の表面をはがし、地中をほじくり返し、大気や海洋の組成を変え、還元できない化学物質をまき散らす。人間が自然を支配できるというおごり…。
 どんな社会なら地球環境の負荷を減らしていく持続可能な社会になるのか? 売るための商品生産、買わせるための欲望喚起、こんな社会のあり方は変えないと…。

北極海海氷面積2020.9.14

f:id:adayasu:20200915154336j:plain:left 昨日の北極海の海氷面積です。(JAXA
 350万㎢にせまっていまして、2012年の極端な縮小に次いで小さくなっています。
 1980年代の平均、黄色の線、30年前の半分ほどの面積になっています。
 その分、白い氷が反射してい太陽光を青い海が吸収し、さらに熱を持つことになります。
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 海氷の厚さも小さくなっている。
 今年は、北極点の厚さがかなり小さくなっているのが特徴。 
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 北極は地球の平均より2~3倍変化が早い地域。
 台風や洪水、森林火災は報道もされるが、多くの人は北極や南極の変化は気にもしない。
 この深刻さに気づかない。

グローバル・グリーン・ニューディール

f:id:adayasu:20200914201039j:plain:right ジェレミー・リフキンの「グローバル・グリーン・ニューディール」を買って読んでいます。
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 ちょっと面白いところを紹介しますと、
カール・マルクスをひっくり返す」という項目があります。  えっ、何それ? ですね。
 「ひっくり返す」の意味、マルクスが生きていいれば、「なるほど」と納得するかもしれない。
 リフキン氏が言うのは、労働者こそ、資本を持っていて世界のために有効活用できるということだ。
  それは年金基金
 2017年の年金総額は41兆3000億ドル(4500兆円ほど)で、世界の投資資本の最大部分ということ。
 米国の労働者は25兆4000億ドルも持っている。この資金が化石燃料産業に投資し続ければ、座礁資産となり投資を回収できず損失になるとし、今や化石産業から投資を引き上げ再エネなどにまわしているという。いわゆるダイベストメント。
 なるほど、なるほど。
 リフキン氏、「41兆3000億ドルという巨額の資金のもつ経済的影響力は、この集団を構成する何千万もの個々の「資本家」に十分受け入れられ、管理されれば、世界中の労働者と、国際経済秩序を統治する経済機関との関係を根底から再編成する可能性がある」と。
 これは驚きだ。これはいい。
 ただ、労働者に認識がない。今日、労働者こそが主要な資本家であり、法外な力を持っている事実を。

ぶどう農家

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 今日は宇城市の知り合いのブドウとデコポンの農家さんちにおじゃまし、ブドウの育て方をいろいろ教わってきました。
 ブドウの木は30年になるらしく、かなり幹が太い。枝回りも相当ひろく、1本で2~300房もつけるそうです。何本だったかな、全部で9000房とか。てま、ひまが大変。
 うちのブドウ、3種3本、西日よけに植えていますが、教わったことを試してみます。
 葉が枯れて落ちてから、剪定です。新しい枝につける房は1つのようで、種無しブドウの場合は新芽を一つか2つか残してかなりスパスパ切るようです。
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 種なしではないので、もう少し伸ばして切っていいみたい。やってみよう。
 ただ、今年は日よけ用に、芽をとってできる枝を伸ばしたので、適当なところで切るようにしよう。12月頃とか。
 ブドウの上にビニールを張る事はできませんがテラスの軒下に這わせることにしましょう。
 子どもら、その子どもらに食べさせる美味しいブドウめざして、やってみます。

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 下は、デコポン、収穫は年明けだそうです。
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 三代目、若い夫婦さんで営農されておられます。人のよさそうなご夫婦さん、ありがとうございました。

温室効果ガス濃度 史上最高

 国連機関の発表によると温室高ガスの濃度が史上最高になったそうだ。(「赤旗」9/11)
 そして平均気温は、産業革命以来1.1℃上昇している。
 今年はコロナ禍の中で産業活動が縮小し、温室効果ガスの排出が少なくなっているが、もとに戻りつつある。
 昨年のCO2排出量は史上最高の367億トンで、国際交渉が始まった1990年に比べ62%も増えている。
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 カルフォルニアの森林火災が深刻だ。昨年は、アマゾン、オーストラリアの森林火災が思いおこされる。

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「特高」警察は戦後へと引き継がれた

 昨日のつづきです。
 「特高」にも、いろいろな人がいたんだなー。と思いました。
 井形さんは、戦後、新聞にいろいろな投稿を始める。
 ところが戦前、「特高」として、「投書抑え係」だった自分の投稿が検閲されることになる。占領下、米軍の指令によって。
 権力というのは、いつの時代、どんな社会でも都合の悪い事を抑え込もうとする。
 本の中の「解説」で、大日方澄夫早稲田大学教授は、戦後4800人もいた「特高」は罷免されたものの、戦後の公安警察へのと引き継がれた経過を次のように紹介する。
f:id:adayasu:20200910205949j:plain:w300:right 「私の管轄下のある県では、14人の警察署長のうち7人まで戦時中、特高関係にいた男だった。5ヵ月前、我々は特高関係の連中を追放する指令を出したが、日本側ではどうしたか知らないが、ともかくそれを嗅ぎつけた。そしてその指令が出る直前この連中は辞職した。日本側は、これで彼らの履歴は無傷だと主張する。日本政府はすぐさまその連中を警察署長に任命した」。と、1946年2月22日、GHQ関西地方の軍政部長が米記者マーク・ゲインに語っている。
 また元特高課長の秦重徳はゲイン記者に「現在我々の仲間のほとんど全部が重要な職に復帰しています。文部省にいるものも厚生省にいるものもいます。労働局長もその1人です。商工省にいるものもいます。農林省には、薪炭課長もいれて6、7人いるでしょうか」と。
 こうやって戦前の政治警察が戦後も引き継がれ、冤罪をつくり出したり、私たちを調べたり、時には不当逮捕すら狙っている。当然、このブログもウォッチ。そんな価値はないか。